ひとりかくれんぼが危険な本当の理由を体験談から考察 降霊術ではなく”見立て”の呪術だった

ひとりかくれんぼがヤバイ理由

現代のコックリさんとも言われているひとりかくれんぼ
霊を呼ぶ方法として、10年ほど前から話題になり、ネットを中心にして広まっていった降霊術の一種です。
この方法を実行した人からは、様々な怪奇現象に遭遇したいうと報告が相次いでいます。

芸能人でも企画でひとりかくれんぼを試した人は多く、軒並み不可思議な体験をされている様です。
そして口を揃えて「絶対にやってはいけない」と警鐘を鳴らしています。


手相芸人の島田秀平さんや南海キャンディーズの山里亮太さんが、テレビ番組でひとりかくれんぼを試して怖い体験をされています
ですが・・・ひとりかくれんぼのやり方と体験談を読んでいてふと思ったのです。

ひとりかくれんぼは降霊術ではなく呪術なのではないか。

今回の記事では、ひとりかくれんぼが呪術だと思う根拠と、絶対にやってはいけない理由を説明していきます。
スポンサーリンク

ひとりかくれんぼとは? 必要なものや手順について

ひとりかくれんぼがヤバイ理由 人形
ひとりかくれんぼとは現代のコックリさんとも言われている降霊術の一つです。
2006年頃に某掲示板にその方法が書き込まれ、霊を呼ぶ方法として話題になりました。
多くの人がひとりかくれんぼを試し、「実況」と称して掲示板や動画投稿サイトを盛り上げていました。

誰が言い出したのかはわかっていませんが、どうやらひとりかくれんぼの発祥は関西四国地方らしく、コックリさんとともによく知られる遊びとされています。
元々はひとり鬼ごっこという名称だったのだとか。

それではひとりかくれんぼに必要なものや準備、手順についてお話ししましょう。

ひとりかくれんぼに必要なもの

手足のついたぬいぐるみ

縫い針と縫い糸(赤)
刃物(包丁やカッターナイフなど)
コップ一杯の塩水
自分の爪(爪→体毛→唾液→血→肉の順に危険度が上がる)
テレビ

ひとりかくれんぼの事前準備

ぬいぐるみの腹を裂いて綿を抜き、綿の代わりに自分の爪を入れます。
 開口部を赤い糸でしっかり縫って閉じ、余った糸は切らずにぬいぐるみに巻き付けます。
ぬいぐるみに”名前”をつけます。
お風呂(または洗面台)にを溜めておきます。
押入れなど、隠れる場所を決めておきます。
 隠れる場所には必ずコップに入れた塩水を用意しておいてください。 同じく、隠れる場所には刃物も用意しておきます。

そして午前3時になったら・・・ぬいぐるみと”かくれんぼ”を始めます。

ひとりかくれんぼの手順

最初の鬼は○○(自分の名前)だからとぬいぐるみに向かって宣言するように3回繰り返して言います。
②風呂場(または洗面台)に行き、ぬいぐるみを予め溜めておいた水の中に沈めます
③そのまま部屋に戻り、家の中のテレビ以外の明かりを全部消します(※この時テレビだけはつけておいてください)
④目をつぶって10まで数え、刃物を持って風呂場へ向かいます(直行しなくても良い)
⑤人形に「△△(人形につけた名前)見つけた」と言って刃物で刺し、「次は△△が鬼」と言ってその場に刃物を刺したぬいぐるみを置いたまま、すぐに隠れ場所へ逃げこみます
⑥隠れ場所には必ず塩水を持って隠れてください。隠れてる時は静かに、そして決して家の外に出ないこと。隠れる時間は2時間限度です
⑦終わらせる時は塩水を口に含み、そのまま隠れ場所から出ます。この時、何か見たり感じても絶対に塩水を吐き出さないで下さい。
⑧ぬいぐるみを探し、見つけたら口に含んだ塩水を吹きかけて私の勝ち」と”3回言って終了です。

最後に・・・ひとりかくれんぼで使ったぬいぐるみは、最終的に燃える形で処分してください。
自分で燃やすか、そのぬいぐるみが可燃ゴミに分類されるなら燃えるゴミとして出してもかまいません。

以上がひとりかくれんぼの手順です。

ひとりかくれんぼは本当に降霊術か?

ひとりかくれんぼがヤバイ理由 怖い
ひとりかくれんぼを実行した人達によると、様々な怪奇現象が起きたことが報告されています。

ぬいぐるみが元いた場所と違う場所に移動している
テレビの場面に奇妙な画像や顔が映る
放送が終わった時間なのにテレビに音声が入る
隠れている最中に、家には自分一人しかいないのに奇妙な物音が聞こえる

ひとりかくれんぼを手順どおりに「終了」させたにも関わらず、怪奇現象に悩まされ続ける例もあります。

ベランダから黒い塊がこちらを覗いていた
耳元で「なんで?なんで?なんで?なんで?」と囁く声が聞こえた。なぜか自分の声だった。
夜にうなされたり、積んであったゲームが倒れたりした
同居していた祖母が風呂場で溺死した

恐ろしい体験談の数々ですね・・・

ですが、このような体験談を読んでいるうちに違和感を抱いたのです。
そしてこう思いました。


ひとりかくれんぼって本当に降霊術なのかな?
降霊術(または交霊術)は古今東西を問わず、いろんな時代や文化に見ることができます。
そもそも降霊術とは占いなどが目的で亡者の霊を呼び寄せる呪術です。
恐山のイタコの口寄せや、コックリさんなどが有名な例ですね。
本来ならば亡くなった人の霊を降ろして会話を交わし、アドバイスや託宣などを求めるものです。

コックリさんの元になったターニング・テーブルはルネサンス期には存在してたと言われています
ヨーロッパのウィジャボード、メキシコのチャーリーチャーリーチャレンジなども霊を呼んで占いをするね

対して、ひとりかくれんぼは占いをするわけでもありません。
霊と会話を交わし、アドバイスや託宣を求めるものでもありません。

そもそも幽霊を目撃したという報告自体がとても少ないように見受けられました。

不思議なモノを見た、体に不調がある、変な物音がする・・・霊と交流を持つどころか、霊を呼び寄せているのかすら疑問です。

報告されているのは怪奇現象ばかり。

その怪奇現象は霊が起こしているのではなく、もしかしたら別のところに原因があるのでは・・・?

ひとりかくれんぼは”見立て”の呪術

本来、「かくれんぼ」とは2人以上の人数で行う子どもの遊びです。
ぬいぐるみを依り代として霊を降ろし、その霊とかくれんぼをして遊ぶ。

ひとりかくれんぼという言葉を聞いた時は、そういう降霊術だと思いました。
しかし、ひとりかくれんぼの概要を読んで考えを改めました。

ひとりかくれんぼは”見立て”と呼ばれる呪術である。

見立てとは「映し(うつし)」を意図的に作ることを言います。
ひとりかくれんぼの場合、準備の段階を踏んでいくことによってぬいぐるみを人に近い存在に仕立てているのです。
手足のあるぬいぐるみを選ぶのも、形が人に似ているからでしょう。


似ているものは影響しあう・・・フレイザーが提唱した類感呪術だね
ぬいぐるみの中にいれたお米は、人の肉、または内臓の代わりになっています。
綿は腸(はらワタ)という音につながっています。

お米と一緒に自分の爪を入れるのも、ぬいぐるみを人間に近い存在にするため。
「爪 → 体毛 → 唾液 → 血 → 肉の順に危険度が上がる」とされるのが何よりの証拠です。

名前を付けるのも呪術の一つ。
名づけることで、ぬいぐるみに他の無機物とは違うを与えているのです。
ここまでして、一体何の「見立て」を作っているのでしょうか。

ひとりかくれんぼは”見立て”によって、自分の分身を作っているのです。

ぬいぐるみにお米を詰めて人に近い存在にし、爪を入れて、さらにあなたに近い存在にします。
名を付けることによって無機物とは違う存在、新たな人格をそこに再構築させようとしているのです。

縫った糸でぐるぐる巻きにするのも、魔術で用いられる手法で、エネルギーを糸の形を借りて視覚化し、より強固なものとするのです。
そんな自分の分身とかくれんぼをし、「お前の負け」と言って刃物を突き立てる。
もうお気付きでしょう。

ひとりかくれんぼとは自分自身に呪いをかける呪術なのです。

さらなる”穢れ”の重ねがけ

ひとりかくれんぼがヤバイ理由 お風呂
● 午前3時に始める
● ぬいぐるみを水を溜めた風呂場に沈める
● 2時間以内に終わらせる

これらのルールも「ひとりかくれんぼは自分自身に呪いをかける呪術」だと考えると納得がいきます。
これはぬいぐるみ、つまりは自分の分身に行う”穢れ”の重ねがけです。

「穢れ」という言葉のイメージがつかないなら、「悪いエネルギー」「よくない波動」とでも言いましょうか。

呪術のパワーを強めているのです。

午前3時は、昔でいう丑寅の時間。
陰の気が強く満ち、鬼が出るとされる時間帯です。
鬼や妖怪が夜中に行列を作って練り歩く「百鬼夜行」が出るとされたのはこの時間ですし、有名な呪術「丑の刻参り」を行うのもこの時間です。

ひとりかくれんぼには2時間以内に終わらせないといけないというルールがあります。
その理由をネットでは「術者(実行者)の精神が正常に持つのは2時間が限度。恐怖という感情が強すぎると脳をパニックを起こし、2時間以上続けることで脳や精神に障害が出るため制限時間が設けられたのではないか」という考察がなされていますが、私は違う見解です。

2時間が制限時間とされているのは、昔の時間の単位の「1刻」に合わせているから。

午前3時(丑から寅に変わる時間)から2時間経つと午前5時(卯の刻)、つまり朝になってしまいます。
陰の気が弱まり、陽の気が強くなってきてしまうからだと考えます。

風呂場や洗面台などを選ぶのも、水がある場所は霊を引き寄せると言われているからでしょう。
しかも留まる水には悪い霊が集まると言われています。

そして極めつけは終了時に「塩水を口に含んで吹きかける」こと。
塩には魔除けの効果があり、塩水をかけることでぬいぐるみを清め、霊をあちら側の世界に帰す。
このように考えられているようですが・・・私としてはわざと儀式を強制終了させるような感じがしてなりません。

霊を呼び寄せ交流をはかるのには手順があります。
小中学生の間で流行ったコックリさんにさえ、終わる時には感謝の気持ちを伝え、紙に書いた鳥居に10円玉を戻してお帰り願います。

しかしひとりかくれんぼでは、塩水を吹きかけてから「自分の勝ち」を宣言しています。
感謝も礼節もあったものではありません。
起動中のパソコンのコンセントを引っこ抜いて電源を切るくらい、ひどく乱暴な手段を取っている印象を受けます。

このこともまた礼節をあえて無視するというタブーを犯すことによる”穢れ”の重ねがけでしょう。

ひとりかくれんぼは「自分に呪いをかける呪術」だから危険!

ひとりかくれんぼがヤバイ理由 体調不良
このような点から、ひとりかくれんぼとは降霊術などではなく、自分の分身を作り、穢れを重ねがけすることによって呪術のパワーを強めて行う「自分に呪いをかける呪術」だと考えます。

「呪い、呪詛とは?呪術のメカニズムについて」の記事でも書きましたが、呪いの正体とは害意を持った生霊のことです。
呪いをかけられていることを知らなければ、呪いの効果が出ることはありません。

しかしひとりかくれんぼは「自分に呪いをかける呪術」。
ひとりかくれんぼが呪術とは知らなくても、ひとりかくれんぼを行ったことをあなた自身は確実に知っています。

ひとりかくれんぼを実行した人に、呪いがかかる危険性は十分にあるのです。

ひとりかくれんぼの成功率は30%程度だと言われています。

この数字が高いと見るか低いと見るかは人によると思いますが・・・ひとりかくれんぼはやってはいけない、危険な遊びだと言わざるを得ません。

おわりに

古くから伝わる動揺や子どもの遊びには、古い宗教行事の名残があると言われています。

「かごめかごめ」や「ずいずいずっころばし」、そして「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」も。

ひとりかくれんぼの手順を見ると、ぬいぐるみは勝負に2度負け、「鬼」となったままかくれんぼは終了します。

鬼となったぬいぐるみには何が宿っているのでしょうか?
もし実行者の方がぬいぐるみに捕まったらどうなるのでしょうか?
風呂場にあるはずのぬいぐるみが見つからなかったらどうなるのでしょうか?

ひとりかくれんぼを広めた人は、何らかの意図があってネットに書き込んだのではないかと思えてなりません

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
また来てね!!

この記事といっしょに読まれている関連記事はこちらです

↓  ↓  ↓