呪い、呪詛とは? 呪術のメカニズムについてわかりやすく解説します

呪い 呪詛







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呪い、呪詛とは何だろう?

呪術とは

呪術と聞いて何を連想されるでしょうか。

黒魔術
白魔術
藁人形
密教
陰陽道
ブードゥー

こうした呪いをかける術式や方法、宗教の名前などが思い浮かぶのではないでしょうか。

 

私は呪術とは、

因果関係から外れ、結果を成就させること

だと定義しています。

 

例えば志望する学校に入りたいと思ったとしましょう。

 
一生懸命に勉強して成績を上げる!
これは因果関係にある考えですよね。

勉強すれば(原因)その分だけ、志望校合格(結果)に近づきます。

 

対して、

 
学業成就で有名な神社に行って一生懸命お願いする!
 

これは因果関係から外れた考え方です。

 

神社にお参りして「合格させてください!」とどれだけお願いしても、

「志望校合格」という「結果」に近づくことにはならないのですから。

 

直接影響する原因なしに、結果の成就を願うことを「呪術」と考えています。

その意味では、初詣で神様に「お願い」することも、広い意味では「呪術」になりますね

 

「呪い」と「祝い」は本質的に同じもの

縁結び
「呪い」と「祝い」という言葉があります。

これは呪術が作用する方向性が違うだけで、本質的には同じものです。

 

だから、どちらの漢字にも「兄」が入っていますよね。

「兄」っていう字は、
「口をあけて大きな声を出している人間」
を表した文字なんだ

 

呪いとは、怪我や病気、失敗などマイナスの作用を、

祝いとは、治癒や成功などプラスの作用を願うもの

 

そして呪いの中でも相手の「死」を願うことを呪詛と言います

関連記事→呪いをかけるのに適している神社

 

呪いのメカニズム

科学では、呪いをかけたことを認識させないと効果がない

呪い 呪詛 法律
現代社会では呪いの存在を認めていません。

 

先ほどお話した通り、呪術とは因果関係から外れたもの。

ですから呪いをかけることとは、科学的には再現性に欠け、実証のしようがないわけです。

 

しかしただ一つ、呪いに効果があるとすれば、

「お前に呪いをかけた」と相手にわからせて怖がらせることです。

 

相手が「自分は呪われている」と認識すると
  • 体調を崩す
  • 怪我をする
  • 不幸なことが立て続きに起こる
  • 学業や仕事などで失敗する
といった、身の回りで起こる悪いことを呪われているせいだと考えるようになります。

やがて精神を病み、本当に体調を崩し・・・

いわば自滅を誘う方法です。

 

逆に呪いの言葉を吐こうと、藁人形を打とうと、

相手が認識し得ないところで呪術を行ったなら、科学的には効果なしとされます。

故に法律では「不能犯」として、呪いをかける行為自体は犯罪になりません。

明確な害意や殺意をもって呪いをかけたとしても、呪いそのものが科学的に効果なしと考えられているから、
犯罪として成立しないんだ

 

とはいえ、認識させる方法として、

 

「お前に呪いをかけた」と堂々と宣言すれば「脅迫罪」が、

相手宅に忍び込み、壁一面に罵詈雑言を書きでもすれば「不法侵入」や「器物損壊」

など別の犯罪が成立してしまうのですが。

関連記事→呪い代行って効果あるの?

 

呪いは「生霊」の仕業

呪い 呪詛 霊
一方、スピリチュアルの見方では、呪いとは「生霊」の仕業だと考えています。

 

「生霊」という言い方をしていますが、

「念」「波動」「波長」「負のエネルギー」という言い方でも構いません。

霊能者が口にする「式神」なども、その正体は同じ類のものでしょう。

 

憎しみ

恨み

怒り

妬み

悲しみ

執着

支配欲・・・

 

そういった強い感情が自分の中だけでは収まりきらなくなり、外へと飛び出していったものが「生霊」です。

それが相手を苦しめたり、体調を悪くしたり、運気を落としたりするわけです。

 

そして生霊が飛んでいくと言うことは、生霊を飛ばした側も霊魂が欠けた状態。

生霊が相手を苦しめるのと同時に、生霊を飛ばした側も次第に弱っていきます。

 

「人を呪わば穴二つ」と言われる由縁です。

穴とは墓穴。

呪われた相手と、呪いをかけた人の墓穴です。

 

呪われると出てくる症状

呪い 呪詛 病気
実際に人から呪いを受けると、次のようなことが起こりやすくなります。

 
  • 全体的な運気が落ちてくる
  • 体調不良
  • 原因不明の病気になることもある
  • 不眠に陥る 熟睡できない
  • 精神的に不安定になる
  • 嫌な感じや寒気を常に感じる
  • 人間関係や仕事などでトラブルがよく起きる
  • 事故や怪我が重なる
  • 良くない人間が寄ってくる
  • 誰かの視線を四六時中感じる
  • 「誰かに恨まれている」と直感的にイメージが浮かび、「誰か」の顔がちらつく

最後の2つに心当たりがあったら要注意!
「邪視」といって、プロの呪術者が絡んでいる可能性があります!

 

実はこれらの症状は、呪われている人と呪いをかけている人の両方に出ます。

 

呪いをかけられていても、人によっては呪いの影響を受けない人、影響が少ない人がいます。

例えば、成功している人や有名な人などは、

その栄光を羨み、妬まれ、あげく怒りや憎しみを向けられるなど、呪いをかけられやすい立場にあります。

テレビに出ている芸能人とかセレブとかね。
「あいつさえいなくなれば・・・」と占い師や霊能者を訪れる人がいるって噂されているね。

 

しかし成功している時点で、

オーラが強かったり、

強力な守護霊が守ってくれたりしているわけです。

ポジティブ思考・体質の人も同様。

呪いをかけられても大した影響を受けない人もいるのです。

 

対して、呪いをかけている人には確実に呪いの影響が出てきます。

 

誰かに恨まれるような覚えがないのに、なぜか体調が悪いなど、上記の症状が出ているなら、

無意識にあなたが誰かを呪っており、あなた自身にも呪いの影響が出ているのかもしれません。

自己肯定感が低かったり、自己嫌悪するクセがある人には、呪いと同じような症状が出ることがあるよ。

 

おわりに

呪い代行業者に関する記事や呪いをかけるのに適している神社など、当ブログでも呪いに関する記事を書いてきました。

だからなのか、「呪い」で検索してアクセスしてくださる方が多くなってきたように思います。

 

今回は「呪い」や「呪術」について記事にしました。

今後も「呪いから身を守る方法」や、各項目についてさらに掘り下げた内容を紹介したいと考えています。

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。