(https://ja.wikipedia.org/wiki/近代オリンピック)より画像引用
2020年に東京オリンピックが56年ぶりに開催されます。
しかし・・・最近になって東京オリンピックについてこんな不気味な噂が飛び交っています。
「2020年の東京オリンピックは開催されないのではないか」
事実、2020年の東京オリンピックには問題や疑惑があまりにも多すぎる気がします。
新国立競技場の建設計画の白紙撤回
エンブレムの盗作問題
オリンピック招致のための買収疑惑
猪瀬元都知事の緊急辞任による都政の混乱
資機材の高騰
舛添元都知事の政治資金の公私混同疑惑による辞任・・・
こうしたトラブルや開催されないかもしれないと言われる理由が、「徳川一族の呪い」にあるという噂があるのです。
”3回目”の開催の東京オリンピック

意外と知られていないのですが、実は東京でのオリンピック開催が決定したのは2020年の開催で3回目なのです。
1940年に一度東京オリンピックは決まっていました。
しかし日本近代史でご存知の通り、日中戦争が泥沼化し、日本は第二次世界大戦に巻き込まれていきました。
結局、1940年に開催される予定だったオリンピックは中止となってしまいます。
この1940年東京オリンピックの組織委員会会長に選ばれた人物が徳川家達という人でした。
そう、江戸幕府が続いていれば16代将軍になるはずだった人です。
幻の徳川家16代将軍・徳川家達の不遇の人生が、東京オリンピックの開催に大きな影響を与えているかもしれないと言われているのです。
幻の徳川家16代将軍 徳川家達
(https://ja.wikipedia.org/wiki/徳川家達)より画像引用
将軍になれなかった徳川家達
徳川家達(いえさと)は、周囲の人々から「16代様」と呼ばれて生涯をすごした人物でした。実は家達は、継承権としては15代将軍・慶喜よりも先に将軍となるはずだったのです。
それではなぜ慶喜が先に将軍になったのか。
その理由は、家達はまだ幼く年齢的に将軍にはなれなかったため。
まずは慶喜を将軍にさせておき、大人になった家達に将軍を任せようと徳川家は考えていたのです。
しかし、1867年に大政奉還が行われ、明治政府に政権を明け渡すことになります。
大政奉還をした江戸幕府最後の将軍として慶喜は歴史に名を残しました。
一方、家達は将軍にもなれず、歴史にも名を残せなかったのです。
しかしこれは、家達の不遇な人生の始まりにすぎませんでした。
東京市長になれなかった徳川家達
明治政府に政権が移行した後も、徳川家は一貴族として扱われることになり、土地などの没収もありませんでした。そうして家達は力を蓄え、政治家になることができたのです。
そして30代を迎えた頃、彼に大きなチャンスがやってきます。
初代東京市長になるチャンスです。
東京市長とは、今でいう東京都知事のこと。
市長となって東京を治めるということは、江戸を治めていた徳川家の復興に他なりません。
「歴史に名を残せる・・・!」
家達はそう思い、東京市長の内定直前まで話が進みました。
ところが、徳川家のお目付け役である勝海舟の反対にあってしまうのです。
勝海舟は「徳川がもう一度世に出るのであれば、国を背負って欲しい」と語り、勝海舟の意見は強引に押し切られ、泣く泣く市長の座を辞退することになります。
家達はここでも歴史に名を残すことはできませんでした。
さらに20年の時が流れ・・・
50代の時に家達にチャンスが訪れます。
総理大臣になれなかった徳川家達
総理大臣です。当時の内閣である山本権兵衛内閣が急遽スキャンダルによって潰れてしまい、早急に代わりの内閣を召集しなければなりませんでした。
官邸は数ある候補の中から家柄などを考慮し徳川家達の名を挙げたのです。
今度こそ総理大臣となって歴史に名を残せる・・・!
しかし今度は徳川家一族からの反対にあってしまうのです。
徳川がもう一度国のトップに立った時、もしそれが失敗に終わったなら徳川にはもう後がない。
長い時間の中で、徳川の一族はネガティブかつ臆病になっていたのです。
結果、またもや家達のチャンスは奪われてしまいました。
何度もチャンスを奪われてきた家達の元に、人生の終わり際になってもう一度巡ってきたチャンス、
それが東京オリンピックでした。
東京オリンピック開催も叶わなかった徳川家達
家達は東京オリンピック組織委員会の会長に就任することになりました。東京オリンピックを成功させられれば、これはアジア初のオリンピックという歴史的快挙。
日本どころか世界の歴史にも名を残すことができます。
しかしこの話も頓挫してしまうのは先にお話しした通り。
本当なら東京オリンピックが開催されるはずだった1940年に家達は病でこの世を去りました。
家達の死後、徳川家は急速に力を失い、徳川宗家が所有していた広大な徳川家の敷地は国に買収されてしまいました。
千駄ヶ谷にまつわる怖い噂
(https://ja.wikipedia.org/wiki/千駄ヶ谷トンネル)より画像引用
組織委員会会長に選ばれた家達は、徳川家の名誉挽回とばかりにオリンピック開催に向け意気込んでいました。
そして競技場、体育館の建設予定地として徳川宗家が所有していた土地を当時の東京市に渡したのです。
その土地が「千駄ヶ谷」
2020年東京オリンピックの新国立競技場の建設予定場所なのです。
新国立競技場で何が起こったかといえばご存じの通り、
新国立競技場の建設計画の白紙撤回
エンブレムの盗作問題
など様々なトラブルが続いています。
今も徳川家の怨念が渦巻いているのでしょうか。
千駄ヶ谷には徳川家にまつわる怖い噂が囁かれています。
1964年、ついに東京でのオリンピックが実現しました。
それにあわせて都内のあちこちで突貫工事が行われ、東京の風景は様変わりしていきます。
特に東京体育館、国立競技場がある千駄ヶ谷は工事を急ぐ必要がありました。
そのため普通なら迂回するはずの墓地に道路を通してしまったのです。
それが東京でも心霊スポットとして有名な「千駄ヶ谷トンネル」です。
その墓地を持つお寺が、紀州徳川家の菩提寺である仙寿院なのです。
千駄ヶ谷トンネルや、近くにあるビクタースタジオで心霊現象が数多く報告されています。
千駄ヶ谷トンネルでは
「走る車のウインドウに手形がつく」
「トンネルの天井から女がぶら下がっていた」
などの奇怪なウワサが何十年も囁かれ続けています。
隣接するビクタースタジオも数々の怪現象が起こることで有名です。
謎のうめき声が聞こえる岩崎宏美「万華鏡」も当スタジオで録音されたものですし、
あまりに怪奇現象が頻発ことから、「スタジオマンは慣れてしまっている」と、関係者から聞いたという話もあります。
これら怪異は、「仙寿院の墓地を疎かにした紀州徳川家の祟りではないか」と言われているのです。
予言されていた東京オリンピックと第三次世界大戦

東京オリンピックに関する奇妙な噂をもうひとつ紹介しておきましょう。
それは「東京オリンピックの前後に第三次世界大戦がおきるのではないか」という噂話です。
沖縄の神人の予言
沖縄の神人(カミンチュ)比嘉良丸氏は、2015年5月28日の動画にて「今の政権は戦争に向かう、東京オリンピック頃に第三次大戦が起こる」
と語っています。
近い将来に戦争や国家間の武力衝突が起こると警告する予言者は少なくありません。
その予言者たちがこれまでに予言した内容は、当たっているものもあれば外れているものもあるので、必ずしも鵜呑みにできるものではありませんが・・・
しかし歴史を紐解くと、過去のオリンピックの裏では戦争が起きています。
また、オリンピックを開催した後に経済状況が激変した例は多いのです。
1936年ベルリン五輪 → 1945年ナチスドイツ崩壊
1980年モスクワ五輪 → 1989年ソ連崩壊
アテネオリンピックが開催されたギリシャはデフォルト危機に直面し、
ロンドンオリンピックが開催されたイギリスはEU脱退が決まり世界が混乱しました。
2020年東京オリンピックの開催を予言した『AKIRA』
さらに・・・大友克洋先生が描いた『AKIRA』の舞台は2019年の東京で、オリンピック開催のため都市開発が進められている様子が描かれています。
『AKIRA』において2020年東京オリンピックの開催が予言されていたのです。
『AKIRA』より画像キャプチャ
『AKIRA』は
「三回目の世界大戦が勃発した」
「そして世界は再び建設を始めた・・・」
から始まり、第三次世界大戦後の世界が描かれています。
東京オリンピックを予言した『AKIRA』の設定通り、現実でも第三次世界大戦が起きるのではないか、なんて噂話もあるのです。
東京オリンピックの事件を予言している?イルミナティカード
1995年に発売された謎のカードゲーム、イルミナティカード。このイルミナティカードが、世界で起こる数々の事件が予言しているいうと噂されています。
イルミナティカードの「Combined Disasters/複合災害」のカードが、近い将来の日本で災害が起こることを予言しているのではないかと言われています。

このカードで描かれている建物が銀座の和光ビルに似ていること
さらに逃げまとう人々の服の色が五輪の色と一致していること
これらから 2020年東京オリンピックに何らかの事件、災害が起こるのではないかと噂されているのです。
おわりに
このように徳川家と東京オリンピックには浅からぬ因縁があり、その呪いにより東京オリンピックが開催されないのではないかと噂になっているのです。もっとも、この噂に対する雑誌のインタビューに徳川宗家の当主はこのように答えています。
宗家の現当主、恒孝氏の長男で19代目となる政治経済評論家の徳川家広氏を直撃した。
「16代は1935年頃から寝たきり状態で、五輪組織委員会会長は完全な名誉職です。中止でがっくりきたとも思えません。千駄ケ谷トンネルの建設の時は、ちゃんと法要をしているはず。それにうちの人たちは皆のんびりしていますから、祟ったりしませんよ(笑)」AERA dot.(https://dot.asahi.com/wa/2015073100016.html)より引用
東京オリンピックに関する相次ぐ疑惑と不祥事問題。
これらの報道を見て不安が募った結果、徳川家の呪いとして結びつけられて生まれた”国民の声”のような気がします。
オリンピック開催が危ぶまれるどころか、第三次世界大戦の心配までしなければならないとは・・・
東京オリンピックが無事に開催されることを祈るばかりです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。