幽霊を見る方法 19ヘルツの可聴不音を聞くと幽霊が見える

幽霊が見える音 ヘッドフォン

噂や都市伝説で語られる「幽霊を見る方法」。

ある方法が「幽霊が見えるようになる」と話題を集めています。

 

それは「19ヘルツ」という、本来なら人には聞こえない音を聞くというもの。

今回は「19ヘルツの可聴不音を聞くと幽霊が見える」という噂について調べてみました!






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人の耳には聞こえない“可聴下音”

幽霊が見える音 音
まずは「可聴下音」という言葉について説明して行きましょう

 

音を厳密に言うと「物体や空気などを通して伝わる振動」のことを言います。

池に石を投げ入れると波ができるように、

音とは空気や物体を伝わる波、つまり振動のことなのです。

 

その振動を耳が拾って鼓膜や骨が増幅し、脳に伝えられることで、人は振動を音として認識しています。

 

音の単位の一つが、周波数を表す「ヘルツ(Hz)」です。

周波数が大きいほど、高い音として

周波数が小さいほど、低い音として認識しています。

 

人間が聞くことができる周波数の範囲は「20~20000ヘルツ」の間。

この範囲の振動を、人は音として認識することができます。

聞こえる範囲の音ですから、20~20000ヘルツの周波数を「可聴音」と呼び、

聞こえない範囲の音を「可聴不音」と呼びます。

 

可聴不音の中でも20ヘルツを下回る振動を「超低周波音」と言い、相当な音圧がないと人には知覚できないと考えられていました。

しかし音としては聞こえていないものの、

振動として、脳と身体は超低周波音を認識している可能性があるのではないかと言われています。

 

そして、19ヘルツという超低周波音が、幽霊の目撃にも関連している可能性があるというのです。

 

可聴下音の研究

幽霊が見える音 死神

フランスにおける可聴下音の実験

可聴下音について本格的な研究が始まったのは1960年代になってから。

フランスの科学者が可聴下音の実験をしていたところ、

助手たちが「耳の痛み」や「不安の高まり」を訴え始めたのです。

他にも、寒気を感じたり、何かに見られていると言いだしたり、意味もなく悲しくなるといった報告も上がってきました。

 

さらには周辺視野に幻覚が見えるという報告までありました。

幻覚は、灰色の斑点状のものが見えることが多く、幻覚を見た者は、周囲に対して強い警戒心を抱いたといいます。

 

まるで、音が恐怖を植え付けているかのように。

 

この実験から、

幽霊が頻繁に目撃される地点では可聴下音が関係しているのではないか、

という説が唱えられ始めました。

 

可聴下音が及ぼす影響が、心霊現象が起きた時の状況と酷似していたからです。

 

ビク・タンディの調査

大学講師だったビク・タンディは、可聴下音と超常現象の関連性を指摘した人物でした。

 

ビク・タンディはある日研究室で、自分の机の傍に幽霊が佇んでいるのを目撃してしまいます。

 

「研究室に良くないものが取り憑いてしまった・・・」と思っていた翌日のこと。

フェンシングの準備中に落としてしまった剣が、音もなく振動していることに気がつきました。

そして超低周波音の存在が頭をよぎります。

 

研究室に最近、新しいファンが取り付けられたことを思い出しました。

ファンが出す音の測定をしたところ、19ヘルツの超低周波音が発生していたことが判明したのです。

 

このファンを止めたところ、幽霊が研究室に現れることは無くなりました。

 

その後、ロンドン地下鉄など、幽霊がよく目撃されるさまざまな場所で調査した結果、

19ヘルツの超低周波音が計測されました。

 

これらの事実から、19ヘルツの超低周波音こそが、心霊現象を発生させる原因だと結論付けたのです。

また、イギリス・ヘルフォード大学のリチャード・ウィリアムス教授も、超低周波音が幻覚を作り出すのだと報告しています。

幽霊目撃が多く報告されている地点2ヶ所の地下を調査したところ、

いずれの場所にいても、道路から可聴域から外れた低音が発生していることが判明したのです。

 

なぜ19ヘルツの音が心霊現象を引き起こすのか

幽霊が見える音 森
なぜ、19ヘルツの超低周波音が心霊現象を引き起こすのでしょうか。

 

様々な説が提唱されているものの、その大半は推論に過ぎず、

心霊現象発生の理由については謎のままになっています。

 

多く語られている見解として、

人間の「生存本能」が関係しているのではないかというものがあります。

 

雪崩や嵐などといった自然災害の危険から身を守るため、人間は低音に動揺や恐怖を感じるよう進化してきた。

低周波音が心理的に警戒や心配を引き起こすのは、生存という観点から合理的な可能性がある。

その真偽がどうであれ、低周波音によって多くの人間が妙な感覚を覚えるというのは紛れもない事実である。

 

また、

人間の眼球の固有振動数は20ヘルツ付近にある。

そのため、19ヘルツの超低周波音に眼球が共鳴し、幽霊を見るというような幻覚をつくりだしてしまうのではないか。

とする説もあります。

 

電車にまつわる不思議な話

幽霊が見える音 電車
これまで紹介してきた超低周波音ですが、

実は私たちはこの超低周波音に日常的にさらされているのです。

 

例えば、

風が吹いた時、

木の葉が擦れる時、

電車が通過する時に、

超低周波音が発生しているといわれています。

 

電車にまつわる話で、こんな話を聞いたことはないでしょうか?

 

運転中の電車が駅のホームに差し掛かった時、運転士が線路上で子どもが遊んでいる姿に気が付いた。

すぐさまブレーキを引き、電車を緊急停止させたが間に合わず。

運転手も、その時に駅のホームにいた乗客たちも、子どもが電車に轢かれる様子を見た・・・はずだった。

 

駅員たちが付近一帯をくまなく捜索するも、血痕すら見つからず、

その子どもはどこにも見つからなかった。

まるで忽然と姿を消してしまったかのように。

 

人影に気付き電車を緊急停車させたところ、そこには誰もいなかった。

複数の人間が目撃しているにも関わらず・・・

 

このような不思議な事件が日本のあちこちで起こっているのです。

 

電車が通過する時にも、超低周波音が発生しているといわれています。

もしかしたら一連の事件は、19ヘルツの超低周波音が人々に見せた幽霊だったのかもしれません。

 

動画「幽霊が見える音」

ある動画が、「幽霊が見えるかもしれない」と話題になっています。

 

幽霊がよく目撃される場所には、19ヘルツの超低周波音が計測されています。

ならば、19ヘルツの音を聞いていれば、幽霊が見えるようになるのではないでしょうか。

 

「19ヘルツ」とYoutubeで検索をかければ、19ヘルツの音を再現した動画がいくつかヒットします。

19ヘルツは可聴域を外れた低い音なので、本来ならば何も音は聞こえません。

(ボボボボと聴こえる音は19ヘルツの音の副産物で、19ヘルツ以上の可聴域内の音です)

 

ですが耳年齢が若かったり、音感が良い方には低い音として聞こえるかもしれません。

また、繰り返し聞いているとチューニングされていくのか、次第に聞こえるようになる可能性もあります。

 

今のところ、この動画を見ていて目の前に幽霊が出現したという話は聞いておりません。

ですが、もし試してみるのであれば、十分に注意して行ってください。

あくまでも自己責任でお願いいたします!

おわりに

いかがだったでしょうか。

 

あなたには19ヘルツの音は聞こえましたか?

幽霊など、不思議なものは見えましたか?

 

もし試してみるのであれば、十分に注意して行ってくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。