【開運】シンガポールのラッキーアイテム! 旅行に行ったら1ドル硬貨をとっておこう

シンガポール

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シンガポールのラッキーアイテム! シンガポールの1ドル硬貨

シンガポールに旅行に行った時のことです。

ツアーガイドさんから興味深い話を聞きました。

シンガポールには皆が手にしているラッキーアイテムがあるというのです。

 

それがこちら。

シンガポール 1ドル硬貨
シンガポールの1ドル硬貨です。

 

なぜ1ドル硬貨がラッキーアイテムなのでしょうか。

その答えは“風水”にありました。






“風水”とは

風水とは古代中国に端を発する、気の流れについて研究したもので、

「蔵風得水」を略した言葉です。

 

曰く、気は“風”によって運ばれ、“水”によって蓄えられる。

 

この気の特性と、山脈や河川といった地形と照らし合わせ、

気が噴き出したり、あるいは潜り込んだりする地点を探し出し、

家(陽宅)やお墓(陰宅)を建てて運気を上昇させるなど、

大地のエネルギーを利用する方法です。

 

風水が文化の中に根ざしている地域として、

中国や朝鮮半島、台湾などが有名です。

 

日本でも琉球、現在の沖縄に風水が伝わっており、

交差点やT字路に設置された「石敢當」などが知られています。

風水では“角”や交差するポイントに悪い気が溜まると考えられており、

魔除けのために石敢當を作り、悪い気を散らしているのです。

 

沖縄にある世界遺産、首里城の守礼門に続く道がまっすぐになっていないことも

風水の考え方が反映されていますね。

風水では建物の入り口が、直接まっすぐ道に続いているのを良しとしないのです。

首里城
正面から撮影しているのに、道が垂直にならず、曲がっているでしょう?

 

そして今回紹介するシンガポールも、風水を取り込んだ国の一つです。

 

都市計画に風水を盛り込んだ結果、驚異的に経済成長を遂げ、

アジア有数の経済国になったと言われているのです。

 

全ての国民に“八卦図”を持たせよう!

龍
シンガポールの国土には、5つの龍脈があると伝えられています。

 

東、西、南、北、中央の、

地下深くに眠る5匹の龍。

 

その龍の気がシンガポールに幸運をもたらし、繁栄させているのです。

ちなみに、東、南、中央の龍が交わる場所に、

経済の中心地「シェントンウェイ」の高層ビル群があるそうです。

 

しかし、MRT(地下鉄)が建造されることが決まりました。

これはMRTによって地下を通る龍脈が分断されることを意味します。

 

これを危惧した当時の首相リー・クアンユーは風水師に相談を持ちかけます。

風水師からは、国民全てに“八卦図”を持たせるように言われました。

 

風水において八角形は、大変縁起のよい形とされています。

この形が持つ八つの辺は、全方向に広がる宇宙を表しており、

全方向からエネルギーを引き寄せる力を持つと言われています。

 

ですがシンガポールは多民族にして多宗教国家。

 

中華系は仏教

マレー系はイスラム教
タミル系はヒンドゥー教

その他、キリスト教徒も大勢いました。

 

宗教を超え、国民全てに八卦図を持たせるにはどうすればよいか…

 

そこで考え出されたのが、1ドルを硬貨にし、“八卦図”を刻印するというのもの。

 

これがシンガポールの旧1ドル硬貨です。

シンガポール 旧1ドル硬貨
(画像元 https://ja.wikipedia.org/wiki/シンガポールドル)

 

硬貨の中に、“八角形”が刻印されているのがお分かりいただけると思います。

こうして、国民全てに縁起の良い八角形コインを持たせ、強力な魔除けのお守りとして国を守り、発展を祈ったのです。

 

風水パワーはさらに強力に! マーライオンの位置も替えた!

マーライオン
このような経緯で発行されたシンガポールの1ドル硬貨ですが、

風水を盛り込んだ都市計画は現在も進んでいます。

 

シンガポールの象徴であるマーライオンも、

2002年に現在のフラトン・ヘリテージに移動させています。

このとき、繁栄を意味する東側に向かって水を吐くようになる

場所を選んだと言われています。

 

道路や建物の開発・再開発も頻繁に行っているので、

バスツアーの時は工事中の道を通らないよう注意していると、

ツアーガイドさんが語っていました。

 

さて、現在流通している1ドル硬貨をもう一度見てみてください。

シンガポール 1ドル硬貨
デザインは変更されていますが、八角形の刻印は受け継がれていますね。

さらに、シンガポールのシンボルであるマーライオンが刻まれています。

 

そして…

その八角形の中に、丸い銀色の部分があることにお気づきでしょうか?

 

これは “八卦鏡”を表したものなのです。

“八卦鏡”とは、文字通り八卦に鏡を組み合わせた風水のアイテムで、

あらゆる邪気を跳ね返し、運気を上昇させる強力なアイテムです。

 

さらによく見ると、マーライオンの左、「1」の上には、

龍のような横顔も見えます。

 

風水の力は、さらに強力なものになっているようですね。

 

シンガポールを訪れる際は、是非手元に、1ドル硬貨を残しておくことをお薦めします!

 

個人的に気に入っている硬貨

これは余談ですが・・・

 

私の場合、シンガポールに限らず、海外を旅行した際に現地通貨があった時は、

お金を記念にとってあります。

 

まあヨーロッパが中心ですからほとんどがユーロで、

それほど手元にはないんですけどね。

 

上記の理由から、一枚財布に忍ばせているシンガポールの1ドル硬貨ですが、

同じく財布に入れている硬貨がこちら。

 

ペルーのお金
ペルーの2ソル硬貨です。

ご覧の通り、地上絵が刻印されています。

 

私の好きなハチドリの地上絵なので、開運とか関係なく

気に入っているので持ち歩いています。