こんにちは。「びりおあ!」管理人のシュウです。
エッセイ漫画が好きで、本屋さんに行くとついつい手に取ってしまうんですけど、
かねてからずっと気になる作家さんがいらっしゃいました。
卯野たまご先生という漫画家さんで、
手相占いに関する本やエッセイを書いていらっしゃる方なんです。
手相家としても活動されている卯野先生は、全国で手相講座を開いていらっしゃるのですが、
「行きたいな~」と思うも人気のため抽選にもれてしまって参加したくともできなかったんですよ。
そんな卯野先生の手相占いの講座にこの度参加することができました!
京都で開催された「お寺で手相講座公開鑑定編@京都 」、
とても面白い講座でしたので、写真を交えて紹介できたらな~と思います!
漫画家で手相家の卯野たまご先生ってどんな人?
(「マツコ会議」2019年2月2日放送回より画像キャプチャ)
漫画家として活動しながら、
「手相家」としても活動されている卯野たまご先生。
2019年2月2日に放送された「マツコ会議」のコミックエッセイ編集部の回に出演されていたので、もしかしたらそちらでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
とてもキレイな方ですね
占いを始めたきっかけは先生が19歳の時に、
ベテラン占い師(のちに師匠となる「おじい」)にスカウトされ、
その後、路上で手相占いを始めることになりました。
なんと12年間で2000人を無料で占ったそうで、
そのあたりの話については、
『手相占いであなたの幸せ引き寄せます!』
『引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話』
など、先生のエッセイ漫画の中で詳しく語られています。「占い師としてプロになるならわしがしっかり教えてやるがの
お前さんにはお前さんの夢があるじゃろ?」
いつになく真剣なおじいの言葉に、
先生はもう一度絵を描くという夢を追いかけることを心に決めます。
ですが決して順風満帆に事が進んだわけではありませんでした。
現実はバイト三昧に占い・・・
マンガを描こうにも時間がとれない。
でもこのままでは一生をバイトして終わることになってしまう。
「そんなのゼッタイいやだ!!」
マンガ作成のためにバイトを減らし、
極貧生活に耐えながら投稿を続けるも鳴かず飛ばず。
5年目にして投稿したコミックエッセイが賞を取り、やっとのことで本が出版されることになったのです。
今でこそデビューから8冊を出版し、
累計8万部を売り上げたヒット作家の卯野たまご先生ですが、
ものすごい苦労をされてきた方なんですね。
メディアでは占い師としても紹介されている卯野たまご先生ですが、
現在は個別鑑定の占いはされておらず、
「手相家」として全国で手相講座の教室を開催されています。
個別鑑定はされていないのですが、路上占いは最近再開し始めたとのことなので、
先生のツイッターをこまめにチェックすると、もしかしたらどこかでお会いできるかもしれません。
その手相講座も大変な人気のようでして、
過去に2回、神戸で開催される手相講座に申し込んだのですが、
2回とも抽選から漏れてしまいました・・・
そして今回の「お寺で手相講座公開鑑定編@京都 」にて、
やっとこさ卯野たまご先生の講座に参加できることになったのです。
先生のエッセイ漫画を読んで、
是非お話しを聞きに行きたいと思っていましたので、
参加できることがとても嬉しかったです!
「お寺で手相講座公開鑑定編@京都 」はこんな感じ

「お寺で手相講座公開鑑定編@京都 」は、京都・九条にあります長福寺というお寺のレンタルスペースにて行われました。

お寺って、こうやって場所をお借りすることもできるんですね。
知りませんでした。
開場は13時30分から、受付はその15分前からとなっていましたが、
13時に着いた頃にはお寺の門の前に列ができていました。
講座の内容が占いということもあって、女性比率の方が多いだろうなとは思っておりましたが、
男性の参加者は私一人だけでした。
女性専用車両に間違って乗ってしまったような気まずさ
会場のすみっこで体を小さく縮めながら、講演開始を待ちました。
手相占いはコミュニケーションツール

開場時間をむかえ、
もう参加者は揃ったかな~?というタイミングを見計らって手相講座が始まりました。
先生の自己紹介から始まり、
参加者の方たちとのコミュニケーション(場所にもよりますが、先生の講座はリピーターが多いらしいです)を取りつつ、
手相についてのお話しが進められていきました。
●手相で重要なのは線ではなく「丘」のふくらみ
丘はエネルギーの貯蔵庫で、線はエネルギーを引き出すパイプのようなもの
よく見なければわからないような、薄い、細い線は線としてカウントしない!
●先生の考える「成功」とは、センスのいい生き方
センスがいいとは「自分のことがよくわかっている」ことで、
つまりは「自分にとって要らないもの、合わないものを避ける力」のこと
●手相を見るときは形やツヤ、色などといった「手の顔色」を観る
手相の本には図解付きで線について説明されているけれど、本の通りに線がある人はまずいない
線を逐一覚えていくより、その線がどの丘から出ているかが重要
●手相占いは当てようとするのではなく、目の前にいる人の「性質」を観ることに集中すること
先生は手相占いをコミュニケーションツールとして考えておられ、
全国で行っている手相講座も、それを広めるための活動だそうです。
初めて顔を合わせる人との会話のきっかけにしたり、
家族や友人、職場の人との交流を深めたりだったり、
他人に対してのコミュニケーションのツールとしてはもちろん、
自分自身へのコミュニケーション、つまりは「内観」のために用いることもできます。
性質と本質を知ることの重要性
これはこの後の公開鑑定でも繰り返し口にされていました。
人生に”遅い”はある!

講座の中で強く印象に残ったのは「人生に”遅い”はある」と仰られていたことです。
人生で始めるのに”遅すぎることはない”じゃなくて??
よく耳にするこの言葉については、その場でバッサリ切り捨てていました。
運がいい人とはタイミングの良い人のこと。
タイミングよく流れに乗っていくことができれば、もっと楽に物事を進めることができるのに・・・
そのためには早くから自分の性質や本質を知っておくことが大切だということです。
例えば、
●ダンスの才能があることが40歳を過ぎたころにわかっても、それから夢を追うのは体力的・経済的に厳しいし、周りの応援も得ることは難しい
●人を好きになるのも、24歳の時に恋に落ちるのと64歳の時に恋愛をするのとでは、その後の展望がまるで違ってくる
これは良いとか悪いとか、そういう問題ではなくて、
自分の性質や本質を知らない、気づいていないばっかりに、
人生において最も良いはずのタイミングを逃してしまうのが、
「残念」「もったいない」と、そう仰られているわけです。
卯野先生いわく、
左手 = 先天運(生まれ持った性質)
右手 = 後天運(現在・未来)
を表すとのことですので、
もし右手より左手の方が良い手相になっていたら、それはあなたの本質を活かしきれていない可能性があります!
● ● ●
手相について1時間ほどの説明がなされた後、
実際に参加者の手相を卯野たまご先生に観てもらう公開鑑定が行われました。
希望する参加者(まあ全員ですが)からランダムに選び、前に呼んで手相を読み解いてもらいます。
意外だったのは先生の鑑定が思っていたより辛口だったこと。
マンガやイラストの絵柄は可愛らしいので、占いもゆるふわな感じかと思っていたのですが・・・
しかも公開鑑定ということで路上占いよりはソフトに言っているとのこと。
ウソかホントか、人によっては泣いちゃう人もいるとか・・・
先生がそれだけ手相を通じて、その人に真剣に向かい合っていることの証拠かもしれません。
前に呼んでもらえたのは5名ほどで、残念ながら私は観てもらうことができませんでした。
縮こまりすぎてアピールが足りなかったかな・・・
また次の講座に期待します!!
講座終了後のサイン会・・・しかし!
2時間の予定だった講座でしたが、30分ほど押した形で手相講座は終了しました。それだけ公開鑑定に時間をかけた感じですね。
講座終了後、
「本を持ってきている人はサインしますよー」
とのことでサイン会が始まりました。
サインをもらおうと、先生の本を手にした参加者の長い列ができます。
・・・
・・・・・・
・・・ねー、この日に限ってねー、
先生の本持ってきてなかったんですよー。
家には何冊もあるのに。
今までも何度か講演会とかサイン会とか参加したことがあって、
もしかしたら・・・なんて淡い期待を持ちながら色紙とか最新刊とかカバンに忍ばせて参加していたこともあったのですが、
ことごとく期待は破れて終わっていたわけですよ。
さりとて持ってきてないものはしょうがないし、
会場で売られていた物販の書籍は売り切れって言われちゃったし、
でも先生のサインは欲しいし・・・
数瞬悩んだ末、
近くの本屋で買って来ることにしました!
最新刊を求めて最寄りの本屋まで間に合うように往復します!!
まあ会場から一番近くの本屋が「配達のため」に閉まっていたり
ようやく最新刊を見つけてレジに並ぶも、前の前のお客さんが何故かカゴいっぱいに『キングダム』を大人買いしていたり
前のお客さんが外国の人でお釣りの受け渡しでもたついていたり
(「これはもう間に合わないかもしれない・・・」)
そう思いながらお会計を済ませて会場までダッシュ!
道の途中にある信号は思った通り赤信号!
めっちゃ急いでるのに!!
会場のお寺に再び着いた時には参加者の人はとうに全員帰っており、
スタッフさんは後片付けをされている最中でした。
(「ああ、さすがに迷惑だよな・・・」)
そう思いながらも一応事情を話したところ、先生は
「いいですよー」
と片付けの手を止めて快くサインを描いてくださいました。

卯野先生が良い人でホント良かったねぇ
期待が淡く消え去ろうとも、今後は「かもしれない」を心に留めて行動しようと強く思いました。
卯野たまご先生、スタッフの皆様、
お忙しいところご迷惑をおかけしてすみませんでした・・・!
いただいたサイン、大事にします!!
卯野たまご先生の手相講座の情報については、
先生のブログやツイッターで告知がされています。
残念ですが関西での開催は少し数が少なくなっているらしいです・・・
抽選の兼ね合いもありますので次がいつになるかわかりませんが、
御縁がありましたらまた参加したいと思っています。
その時はたとえバッサリ切られても公開鑑定に選ばれるといいな~。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
また来てね!!