【ついに幽霊が出た?】岸田首相の公邸脱出に飛び交う憶測が大喜利状態!

首相公邸 官邸 幽霊 都市伝説

こんにちは、シュウです!

岸田文雄首相が11月23日の夜、首相公邸を離れて近くのホテルに宿泊したと政府が発表しました。

このことに対してネット上では様々な意見・憶測が飛び交います。
その中で目を引くものが、

「ついに幽霊が出たのか」

という意見が少なくない割合で投稿されていたのです。

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岸田首相の公邸脱出のあらまし

政府は11月23日の夜、岸田首相が普段、住居としている東京・永田町の首相公邸を出て、近くのホテルに宿泊すると発表しました。

一部報道によると「公邸の不具合」が理由で、具体的なトラブルの中身は安全上の理由から説明できないとしています。

首相が急遽、夜間に移動してホテルに泊まるのは極めて異例のことです。

こうした経緯から、ネット上では

「漏電?」
「トイレの水が出なくなったのか、Gが出たのか」
「サイバー攻撃を受けた?」
「盗聴器が仕掛けられていた?」
「長男のどんちゃん騒ぎで何かが壊されていたことが分かった?」

何があったのか?と憶測が飛び交う大喜利状態に。

その中でも少なくなかったのは

「ついに幽霊が出たのか」

という投稿でした。

首相公邸には幽霊が出るという都市伝説があるのです。

都市伝説・首相公邸に幽霊が出る!

現在の首相公邸は2002年に、1929年完成の旧官邸を公邸用に改修した建物です。

旧官邸では2度、殺人事件が起きています。
学校の日本史でも習った、1932(昭和7)年の五・一五事件と1936(昭和11)年の二・二六事件です。

五・一五事件では海軍青年将校たちが内閣総理大臣官邸等を襲撃し、当時の犬養毅首相と警察官1名が

二・二六事件陸軍青年将校により斎藤実内大臣、岡田啓介内閣の高橋是清大蔵大臣、教育総監渡辺錠太郎陸軍大将らが命を落としました。

公邸には「二・二六事件時の弾痕」とされる傷が残っています。

以降、永田町では
「軍服姿の幽霊が出る」
「現職総理大臣が入居したがらない理由では?」
との噂がまことしやかに囁かれるようになったのです。

歴代総理大臣も幽霊に遭遇していた!

軍服姿の幽霊が出るという噂は、歴代首相も話のネタにしています。

岸田首相は就任後の2021年12月に入居した際、幽霊の噂について記者団に問われると、
「今のところまだ見ていません」
と笑いながら答えました。

また、岸田首相が2023年5月13日放送の日本テレビ『世界一受けたい授業 サミット直前SP岸田内閣総理大臣特別授業!』に出演した際に、首相公邸での都市伝説について語っっています。

番組では岸田首相が首相公邸に住みたくない理由として「幽霊が出るから」と紹介。
この理由について岸田首相は

「まだ私は会ってはいませんが、今から90年ほど前に二・二六事件というのがありまして、陸軍将校が要人を襲撃した。
その時の弾痕や、たき火をした後が残ってたりして、私も入る時にその時に亡くなられた方とかが幽霊として出ると脅かされた。
なのでしばらくオドオドして生活してました。
ですが今のところ幽霊には会っておりません」

と説明しています。

 

歴代総理大臣と首相公邸の幽霊の話を遡って見ましょう。

●2013年5月には野党議員が
「首相公邸には、2.26事件等の幽霊が出るとのうわさがあるが、それは事実か。
安倍首相が公邸に引っ越さないのはそのためか」

との質問主意書を提出。
政府は答弁書で「承知していない」と閣議決定した。

麻生太郎副総裁の発言録によると、

・首相官邸にはいって吉田茂元首相は3日で「ここはお化けがいる」とすぐに出てきた。
・寝ているとドアがカチャカチャ音がする。「誰だ」というと止まって、またしばらくすると音がする。起きて寄っていくと、ドアの外で、カッカッカッと離れていく軍靴の音がするという話を村山富市元首相、森喜朗元首相から聞いた。
・自身が入った時にはすでに新しくなっており、カチャカチャいうドアがないのでそのような体験はない。
しかし毎晩、壁がゆらゆらと地震もないのに揺れるので「ああこれがお化けだ」と思い、
「この度、内閣総理大臣を拝命した麻生太郎です。これからお世話になりますけどよろしくお願いします」って壁に向かってあいさつした。するとその後は全く動きがなくなった。

野田元首相は「恐怖体験はなかった」とするものの「不思議なことが何回かあった」と振り返る。
朝、官邸に出勤するため、公邸のエレベーターに乗ろうとすると、なぜか屋上階に止まっている。
家族に聞いても誰もエレベーターを使っていないし、そもそも屋上に行く用もない。
こんなことが数回あったという。
幽霊の噂を聞いていた野田氏は除霊のため、ポケットマネーでお祓いができないか秘書官に相談。
しかし公邸は国の施設であり、首相といえども私費ではできず公費負担になると説明され、やむなく諦めたという。

細川元首相は公邸でお香を焚いていた。

森元首相が寝ていると、複数の軍靴の足音が近づいてきてドアの前でぴったり止まった。
慌てて飛び起きた森氏が「誰だ!そこにいるのは!」とドアを蹴り開けたが、そこには誰もいない。
すぐに秘書官に連絡を取ったが、誰かが公邸に入ってきたという痕跡もない。
そこではじめて背筋がゾーッと寒くなったのだそうだ。

この件に関してか、安倍元首相が2013年6月1日放送のテレビ番組にて
「森元首相がお化けの一部を見たという話も伺ったことがある」
「幽霊には足がないと言われているが、森首相は足の部分だけを見たと聞いた」
と語っている。

●森氏から旧公邸の引き継ぎを受けた小泉元首相
「森さん、なに言ってるんですか。
幽霊なんかいるわけないじゃないですか。
俺はそんなのまったく信じないから怖いことなんかないよ」

と一度は強がったというが「公邸に引っ越す時にちゃんと神主さんを呼んでお祓いをしていた」とのこと。
そのお祓いの効果があったのか、小泉氏は「幽霊を見たことはない」とコメントをしている。

旧公邸ではもっと幽霊問題が深刻だった?

2002年に取り壊された旧公邸では、さらに「幽霊問題」が深刻だったという話もあります。

羽田元首相のファーストレディーとして旧公邸に住んだ羽田綏子さんは、1996年に出版した『首相公邸 ハタキたたいて64日』の中で、

入居前の下見の段階で
「悪寒が走ったと申しましょうか、何か胸を圧せられるような異様な雰囲気」
を感じたと言い、

「公邸にただならぬ『何か』を感じたのは私だけではなかったらしく、細川首相の佳世子夫人はお子さん達と同居されず、寝室を一室お使いになっただけで、残りの部屋にはお香を焚かれていたようです。

私が下見にまいりましたときに、まだ残り香がたち込めていたのがとても印象的でした」

と振り返っています。

お祓いに来た知人の女性行者からは、
「霊がウヨウヨいる」と指摘。

自分が気持ち悪いと感じている部屋の押し入れに案内すると、
「確かにここはひどい。引き込まれそうです」
と言い切られてしまったとか。

後に国交相を務めることになる長男の雄一郎さんは、旧公邸の周りに塩を撒いてから出勤するのが日課だったといいます。

また、こんな身の毛もよだつエピソードも…

雄一郎さんがお風呂場にて風呂の残り湯を捨てていたところ、何かが排水管に詰まっていた。
秘書に手伝ってもらいながら取り出したのは、何と大量の髪の毛
「佐藤(栄作)総理の時代のものなのかな―と思って笑ってしまった」
と話していたそうです。

終わりに

ネットを駆け巡った岸田首相の公邸脱出のニュースを皮切りに、首相公邸に幽霊が出るという都市伝説について紹介しました!

実は首相公邸には幽霊とは別の、もう一つ都市伝説・ジンクスがあるのです。

それは「首相公邸に住むと短期政権に終わる」というもの。

たしかに一時期、1年と持たずに次々に内閣総理大臣が交代していたことがありましたね。

確かに近頃の岸田政権の支持率低下のニュースを見ると、そのジンクスはあながち間違いではないかも…?

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
また来てね!