徹底解説! 超能力の種類を一覧にまとめました

超能力 種類 解説





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透視

透視とは、遠くの出来事、体の内部、幽霊など、通常の視覚でとらえられないものを感知する能力をいいます。超心理学ではESPの一つに分類されています。

日本で透視という言葉は、遮蔽物の後ろにある物体や、裏返しにしたカードの柄をあてたり、不透明な封筒や箱の内容物を判定するものとして使われていますが、ある人物についての過去の事件や特別な事項について知る能力を指す場合もあります。

 

医療や鉱物資源の発見など、ヨーロッパでは古くから透視の能力が使われていました。

一方、日本でも透視は「千里眼」の名前で知られており、明治末期から始まった心霊学研究でも研究の対象として採り上げられました。

 

密閉した箱の中身や人体の内臓などを透視する場合をイントロスコピー、レントゲンのように人体内部を知覚する場合をX線透視と呼ぶことがあります。

 

テレパシー

言語・表情・身振りといった、通常の伝達方法によらずに、心の中の内容(思考・情念・状態)について知ったり、影響を受けることを言います。

精神感応、遠隔感応、思念伝達とも訳され、旧ソ連ではバイオ・コミュニケーションという言葉を用いられていました。

テレパシーという言葉は、ケンブリッジ大学のマイヤーズ教授によって提唱され、超心理学ではESPの一つに分類されています。

 

テレパシーといえば、人と人の間での思念のやりとりという印象がありますが、虫の知らせや死者が枕元に立つなどといった現象もテレパシーの一種だと考えられています。

人間だけでなく動物にもテレパシー能力があるとする報告もあります。

 

純粋なテレパシー交信は相当に難しく、大抵は透視などの手段を補助的に用いなければ、テストもうまくいかないといわれています。

 

予知

予知とは、五感による情報や論理的推察など、通常の方法によらないで未来に起こる出来事を前もって知る能力のことを言います。超心理学ではESPの一つに分類されています。

 

胸騒ぎのような漠然とした予感や虫の知らせや、夢や幻で未来の出来事を実際に見るといった予見、国や世界などについて大事に関する予知である予言など、様々な形式を含んでいます。

逆に過去の事実を認識する能力を過去知といいます。

 

超心理学を打ち立てた、ライン博士は1933年以降、ESPカードを用いた予知能力の統計的実験を行い、この能力が存在することをある程度実証しました。

 

念力

いかなる既知の物理エネルギーや媒介物を用いずに、ある種の精神エネルギーによって主体から対象に何らかの作用・影響を与える能力のこと。

念動力、念動作用、観念動力、精神隔動、心霊隔動などと呼ばれ、PK(サイコキネシス)と略称されます。テレキネシス、パラキネシスという用語もほとんど同義です。

 

スプーン曲げやサイコロの目を思い通りに動かすことなどは、よく知られた念力の能力によるものです。

念力の効果はこうした現象にとどまらず、念写や空中浮遊、ヒーリング、ポルターガイストなど、精神が物質に何らかの影響を及ぼすと考えられる現象は、超心理学においては念力として説明されます。

超心理学者によれば、念力とは誰でも潜在的に備えている能力であり、しかるべき訓練を行えば、その能力は開発できると言われています。

 

サイコメトリー

物体や写真等、特定の人物の所有物に触れることで、所有者に関する情報、関連する事件、その物体の出所や由来などについて把握する能力のことをいいます。

アメリカの骨相学者・ブキャナンにより発見されました。

日本では精神測定、心霊鑑定、心霊測定、探魂術などと訳され、サイコメトリーの能力者のことをメトリスト、パラグノストと呼びます。

 

ある実験によれば男性の10人に1人、女性の4人に1人がこの能力を持つとされています。

サイコメトリーの能力者が、いかなる方法で情報を読み取っているのかについては諸説あり、テレパシーや透視との境界についても不明確です。

ある説ではサイコメトリーとは透視の一種であり、かつて存在した人間の記憶が、においのように周囲の事物に残り、それを感じ取る能力なのだと説明しています。

英米では、犯罪現場や遺留品から犯人や被害者の行方を探る試みも行われています。

 

テレポーテーション

テレポーテーションとは通常、本人自信が瞬間的に、通常の肉体のまま離れた場所・空間に移動する現象・能力のことを言います。広義ではアポート(物体を離れた空間に転送したり、出現させたりすること)のことも含みます。

日本では瞬間移動、観念移動、遠隔移動などと訳されます。

テレポーテーションについて、超能力者や霊媒からその現象の報告はありますが、実際に確認・観測された事例はありません。

 

奇現象研究家チャールズ・フォートは、岩石中に閉じ込められた生物の藩士や、ファフロツキーズ(魚やカエルなどが空から降ってくる現象)の原因を、テレポーテーションによるものだと考えていました。

 

念写

念写とは、心の中に思い描いていることを念じ、密閉された写真の乾板上に、様々な模様や像を映し出す能力をいいます。

この言葉は、1952年イギリスの『サイキック・オブザーバー』誌上で、福来友吉博士によって用いた言葉です。

福来博士が透視能力者・長尾郁子の透視能力の実験で写真の乾板を用いた時、乾板上に発光現象が見られたことから発見され、精神が物質に影響を及ぼすという意味から念力の一種だとされています。

 

今日まで、超能力者とされる人物による念写実験は度々行われていますが、科学的に解明されるには至っていません。