2016年9月30日放送の、やりすぎコージー芸人都市伝説で紹介された都市伝説をまとめています。
この放送回で関暁夫氏が紹介していた「巨大SNSに隠された陰謀」はこちら!不思議な話「不思議な話」の記事一覧です。
前回放送分(2016年6月24日)のまとめはこちら!不思議な話「不思議な話」の記事一覧です。
この記事の目次
ホントにあったウソみたいな飛行機事故

しかし歴史的に見れば、とんでもない理由で起こった飛行機事故が存在する。
イースタン航空401便墜落事故
1972年12月に起こった、乗員乗客176人中103人の死亡者を出した大事故だ。この時使われていた飛行機はトライスター。
当時の最新鋭の飛行機である。
フロリダ空港に向かうも、辿り着く前にフロリダ空港近くの沼に墜落することになった。
事故を起こした機体を調査したが、機体トラブルがあって事故が発生したわけではない。
乗客にも怪しい人はいない。
事故の検証のため、ボイスレコーダーを調べることになり、その調査で事故の全貌が明らかとなった。
会話から、コックピットの計器に取り付けられた小さな電球、それが操縦の間に消えてしまったことが分かった。
その時に行われた、小さな電球と取り換えるという特に何でもない作業。
その作業にパイロット4人(当時の飛行機は4人で操縦していた)が取りかかった。
もちろん作業するにあたって自動操縦に切り替えている。
だが作業の際に、ふいに肘が操縦桿に当たり、自動操縦が解除されてしまった。
しかし自動操縦が解除されたことに誰も気がつかない・・・
と、副操縦士が、高度が下がっていることに気が付く。
その時に警報機が鳴った。
この警報機は、高度が地上30メートルまで下がったことを知らせるものである。
つまりもう手の施しようがない。
警報機が鳴ってほどなく、イースタン航空401便は墜落した。
リボルノ墜落事故
2009年7月、イタリア北西部の田舎町で、ある夫婦の結婚式が行われていた。盛大に行われた式のメインイベントは、最後に行われるブーケトス。
ブーケが、会場の上空を飛ぶ飛行機から落ちてくるという趣向を凝らしたものだった。
式も終盤となり、会場に飛行機が近づいてくる。
盛り上がる会場。
しかし近づいてくる飛行機の様子がおかしい。
なんと飛行機が炎に包まれていたのだ。
炎を上げる飛行機は、会場の横にあるホテルに激突し、炎上することになる。
幸いホテルに人はおらず、会場も含めて犠牲者が出ることはなかった。
奇跡的にも、飛行機を操縦していたパイロットも怪我だけで済んだという。
なぜそのような事態になったのか?
飛行機の窓から外に投げたブーケを、飛行機のエンジンがキャッチしてしまったのだ。
ちなみに・・・
その結婚式ではブーケトスが行われなかったため、参列者は軒並み婚期が遅れたという。
ヒトラーが最も恐れたメンタリスト

だがもともとは、国家の権力者の後ろに立って心理的に国民を動かす、大衆扇動が目的であった。
ヒトラーが心理学や洗脳の理論に基づいて演説を行ったエピソードは有名である。
このようにヒトラーをプロデュースした人物が背後に二人いると言われている。
ナチスの広告の天才、ヨーゼフ・ゲッベルス
そして、エリック・ヤン・ハヌッセン
ハヌッセンが、ヒトラーに演説の方法と群集心理についてアドバイスをしたと言われている。
ハヌッセンも当初はパフォーマンスを行い、千里眼や予言を披露していた。
これをナチスの党員が見出し、国家運営に使えると思い、彼を徴用したのだ。
ヒトラーが実践していたメンタリズムとして以下の2つが紹介された。
サイレントフォーカス
壇上に上がってすぐには話さず、しばらくモジモジするように間を置く。聴衆が「何だろう?」「何をやっているんだろう?」と興味を持ったタイミングを見計らい、演説を行う手法である。
この他にも、強く伝えたいことの前に意図的に間を置くことにより、相手により刺さるメッセージとすることができる。
服の色を使った心理操作
服装に赤い色を取り入れるというもの。赤はナチスでもトレードカラーとして用いられた。
男性なら出世しそうなイメージを与える事が出来る。
男性が身につける赤には、権威があり、説得力をつける意味合いがあるのだ。
アメリカの大統領選でも、候補者はここ一番というときに赤い色のネクタイをつけている。
女性が使うとロマンティックレッドと呼ばれ、身につけると魅力的に見える。
赤い服を身につけている時といないときとでは、平均して男性が寄ってくる距離に28センチもの違いがあるという。
職業柄、赤い服は着られないという人は、スマホのカバーを赤に変えるだけでも効果がある。
ハヌッセンは超能力者として売り出しており、ナチスの中で、オカルト庁を作ろうと発言するくらい権力を持っていた。
オカルト庁とは、予言をし、その予言を政策の中に織り込んでいく政府機関である。
しかしその予言は未来を見通してなされたものではない。
マインドコントロール等の手法を用いて、権力者が求める結果に巧みに誘導し寄せていくという、作られた未来なのだ。
常識を覆す動物たちの異常事態

われわれは普段意識しないことだが、動物園で飼育されている動物の多くが絶滅危惧種である。
現在、世界では空前の絶滅期に入っている。
生物の大量絶滅は過去にも起こっており、地球が出来てから今回で6度目の絶滅期であるという。
だが専門家曰く、今までの絶滅期とは異なり、通常の100倍のスピードで動物が絶滅していっている。
その原因は地球温暖化である。
地球温暖化が生物に与える影響は甚大で、生息域や形態を大きく変化させる。
例えばホッキョクグマ。
氷の上で暮らすホッキョクグマの生息域は温暖化の影響により4割も減少している。
暮らす場所が無くなったホッキョクグマは南下することになるが、その先には陸上に生息する熊の最大種、グリズリーの生息域にぶつかる。
ホッキョクグマとグリズリーは戦うことになり、少ない個体数をさらに減らすこととなる。
それに歯止めをかけようとしたのだろうか。
ホッキョクグマとグリズリーとで交配し、その結果、ハイブリッド熊が出現している。
そしてライオン。
ライオンと言えば首を飾るタテガミがその象徴である。
立派なタテガミは、良い餌を食べている証拠であり、それはボスの力の強さを表している。
しかし温暖化でタテガミには熱がこもるため、タテガミのないライオンが出現している。
人間も、元を辿ればサルのような姿、つまり毛むくじゃらであった。
進化の過程で頭髪や陰部を除き、大部分の体毛を捨て去って今の姿になったのは、体毛が生活に必要が無くなったからである。
温暖化が進み、体温調整といった体毛の役割が無くなった時・・・
未来の人間は、我々が想像する宇宙人のような姿に、形を変えてしまうかもしれない。
アメリカも恐れる世界一危険な男

大統領候補選で過激な発言を繰り返すトランプ氏。
そのトランプ氏が恐れ、FBIに泣きつき調査を依頼した男がいる。
ホアキン・グスマン
現在59歳のメキシコ人である彼は、インターポールが作成した「社会の敵」のナンバーワンに指定されている人物である。
メキシコの麻薬王なのだ。
あだ名は「エル・チャボ(おちびちゃん)」と可愛らしく呼ばれているが、アメリカの麻薬犯罪の4分の1は、グスマンの麻薬によるものであるという。
グスマンの息子たちはその金を使い、札束や高級車、美女の画像をSNSにアップし、その生活の贅沢ぶりを披露している。
1993年にグスマンは禁錮刑20年で刑務所に入れられるが、8年後の2001年に脱走。
その手法は、清掃スタッフの恰好をして、堂々と正面から立ち去るというものだった。
70名に及ぶ看守を買収して出来たことである。
しかしメキシコ軍にも意地がある。
アメリカと共同戦線をはり、2014年にグスマンを逮捕するに至った。
脱走から2回目の逮捕まで、実に13年のブランクがある。
それはなぜか。
麻薬で手に入れた金を、地元の為に使ったためだ。
地元に病院を作り、学校を建てた。
災害時には国よりも早く駆け付け、救助と支援にあたった。
そのため、地元では英雄扱いであり、グスマンのことを悪くいう人が少ないのである。
そして2014年に逮捕するも、1年後にあっさり脱走されてしまう。
1.6キロに及ぶトンネルが掘られ、そこから逃げてしまったのだ。
懸賞金をかけてもなかなか捕まらなかったのだが・・・
2016年、3回目の逮捕。
身柄確保のきっかけは、人気ハリウッド俳優のショーン・ペンである。
グスマンが、自分の波乱万丈の人生をハリウッドにて映画化してほしいと、映画関係者に連絡を取ったのだ。
そこで潜伏先を推定し、網を張っていたところ、身柄の確保に成功したのである。
しかし2度あることは3度ある。
麻薬王の3度目の脱走はあるのだろうか?
あとがき
島田秀平氏が紹介していた映像の一つ目、ロンドンのテムズ川で撮影された未確認生物と思しき動画は、今年の3月あたりに撮影されてネットで話題になっていましたね。その時にも、「未確認生物か?」「ネッシーか?」という話になっていたのですが、テムズ川はそれほど水深が深くないらしく、巨大水棲生物は入ってこれないとのこと。
動画の物体の正体は、ロシアの潜水艦じゃないかという説が浮上していました。
その動画が撮影された一ヶ月後に、ロンドンを旅行しているのですが、ビッグベンやロンドンアイを観光しつつ、ロシアの潜水艦が出てきたら嫌だな・・・と思いながらテムズ川を眺めていました。
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