はじめに
こんにちは。シュウヘイです。今回は、私が小学生の時にUFOを目撃した時の話を紹介したいと思います。
私という人間の原体験でもあり、このブログを立ち上げることとなった遠いきっかけででもありますので。

不思議な話
「不思議な話」の記事一覧です。
上空に飛び交う赤い光を目撃
あれは私が小学校低学年の時。年齢は6つか7つになるくらいでした。
その日に見たことは、今でも鮮明に覚えています。
1月10日。
父に連れられて西宮神社の十日戎の札を買いに行った、その帰りのタクシーの中でした。
私の家は当時、父が自営業を営んでおり、商売の神様である「えべっさん」のお札を貰いに毎年、西宮神社まで足を運ぶのが習慣となっておりました。
お札を買った後の昼食で父の注意も聞かず、オレンジジュースを瓶二本飲んでしまった私は案の定、店を出てしばらくしてからトイレに行きたくなり、あわてて近くのパチンコ屋のトイレに駆け込むこととなりました。
父はこうした他人の失敗談が大好きで、恥ずかしい話をしつこく、忘れたい過去を嬉々としてほじくり返すのです。
時として数年単位で。
その行動はおそらく悪意ではなく愛情。
本人は可愛がっているつもりだから余計に性質が悪い。
子どもの頃の父は、好きな女の子にイタズラをする典型的な悪ガキだったに違いありません。
帰り道、ずっとそのことを父にからかわれていた私は、すっかりヘソを曲げてしまっていました。
駅に向かうタクシーの中では会話もろくに交わさず、
外気で冷えきった窓ガラスに頬をぴったりくっつけて、後ろに流れていく外の景色をぼんやり眺めていました。
それは突然現れた
白っぽい冬の空に鉛色の雲。明度差のほとんどない空と雲の間に、赤い光がものすごい速さで飛行しているのが見えました。
プレゼンテーションで使う、レーザーポインターの光を思わせるような赤い光でした。
蛇行とかジグザグとか、そういった言葉で表せる軌道ではありません。
例えるならネズミ花火のような、規則性なんてまるで感じられない滅茶苦茶な軌跡。
それが高速で動きまわっている。
比較するものがないため大きさはわかりませんが、飛行機やヘリコプターといった動きではありませんでした。
正体不明の赤い光は雲の上から下へ、下から上へと縫うように飛行し、やがて雲の中へ消え…
そして切れ目から再び現れた時には二つに増えていました。
分裂したのか、見えない位置にいたのか。
それとも目も止まらぬ速度でどこかから飛来してきたのか…
相変わらず滅茶苦茶な動きで、しかし二つの光点の飛び方は互いに戯れているようにも見えました。
姿を現わしてから数分後、再度吸い込まれるように雲に隠れて消えた2つの光。
それが姿を現すことは二度とありませんでした。
あれは一体何だったのだろう?
目にしたもののことを父に話したのは数日後。そのため、全く信じてもらえませんでした。
「そんな変なモノが飛んでいたなら、その時に声かければよかったのに」
確かにその通り。
おまけに父はオカルトに関しては完全な否定派。
UFOも幽霊も、占いですら聞き入れようとしない人間です。
話が進まない上に、このままだとこの会話のやりとりすらも、私をイジるネタにされかねません。
そうなれば自分で調べるしかない。
私の幼少期なんてネットもない時代です。
調べ物といえば、自分より詳しそうな人に尋ねてみるか、図書館で調べるくらいしか方法がありませんでした。
親に信じてもらえない以上、後者の手段を選ぶより他に方法はありませんでした。
未確認飛行物体 UFO
小学校の図書館においてあった学習漫画にその手の話をまとめたものがあり、読み終えた時には求めていた答え以上の知識を得ることができました。
UFOには円盤型の他にも種類があること。
UFOは宇宙人の乗り物というイメージがあるが、それはエイリアンクラフトという概念であり、未確認飛行物体と地球外(知的)生命体とは分けて考察すること。
UFOは天体現象の一つであり、判断には天文学の知識が必要であること。
写真が撮れたら相談に乗ってくれるという、専門家の宛先が実名で書かれていたこと。
自分が納得できる答えが見つかったことよりも、世界にはわからないことがたくさんあって、その解明に取り組む研究者がいることに、喜びを感じたことを覚えています。
あとがき
いかがだったでしょうか?私にとっては全ての始まりとなった出来事です。
この事をきっかけとして、不思議に思ったことは自分で調べ、自分なりの結論を出すよう考えが変わりました。
私が小学生の時という古い話で、しかも写真すらなく、読みづらい記事で誠に恐縮です。
ですが、私自身の事を知ってもらう機会、自己開示の意味も込めて書かせていただきました。
ずっと後になってから知ったのですが、私が住んでいる兵庫県南東部はUFOの目撃が多い地域なのです。
そしてもう一度だけ、UFOと思しき物体を見たことがあります。
そのこともいずれ記事にできたらと考えております!
それではまた!!