有明海に面した町、佐賀県・太良町。
「月の引力が見える町」をキャッチコピーにしているこの町で、気になる情報を耳にしました。
太良町で「宇宙人のやすらげる家」を作る計画があるらしいのです。
なぜ佐賀県の太良町なの?
宇宙人が集まってくるの?
宇宙人が「やすらげる家」っていったい何なの??
いろんな疑問とツッコミが頭の中を駆け巡ります。
気になって仕方がないので佐賀県太良町の「宇宙人のやすらげる家」について調べてみました!
調べてみると意外な事実が・・・
是非最後まで読んでみてください!
佐賀県PRのため5つの団体がクラウドファンディングをスタート

クラウドファンディングという言葉をご存知でしょうか。
クラウドファンディングとは、「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を合わせた造語で、
アイデアやプロジェクトをもつ起案者が、インターネットなどを経由し、不特定多数の人からお金や協力を募ることを言います。
銀行や投資家から資金を集めるよりハードルが低く、近年話題になっているお金を集める方法です。
その内容も単なる資金調達だけではなく、実態が「寄付」や「予約販売」に近い形だったりします。
先の東日本大震災の際にクラウドファンディングを活用して資金を集めた事例がありますので、人によっては「寄付」や支援のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
2018年5月9日、クラウドファンディングの「キャンプファイヤー」にて、佐賀県をPRするためのプロジェクトが5件立ち上がりました。
佐賀市や武雄市、そして太良町の事業者たちが6月30日まで資金を募るというもの。
その起案案件の内容は次の5つでした。
海外進出を目指す人のための活動拠点を九州佐賀につくります!by Global Labo(佐賀市)
老舗の酒屋がつくる、自家焙煎珈琲ほんのり甘い「大豆コーヒー」(武雄市)
たけおパクチー江口農園の新たな挑戦!毎日の食卓に、本格エスニック料理を!(武雄市)
月の引力が見える太良町から宇宙人のやすらげる家をつくりたい!(太良町)
絵本の中の食物をお届け。佐賀の美味しい物を子供達に食べて欲しい~たべるえほん~(太良町)
大豆を原料に加えたカフェインレスコーヒーや、
パクチーなどのエスニック野菜の販売資金、
野菜の魅力を伝える絵本を手作りしてアスパラガスといっしょに届ける販路開拓の資金、
そしてその中に「宇宙人のやすらげる家」を作りたいというプロジェクトがあるのです。
「月の引力が見える町」佐賀県太良町

有明海に面した太良町は、多良岳を中心になだらかな傾斜のある地形をしており、
そのため太良町のほぼどこからでも有明海を望むことができます。
海の満ち干きが月の引力によって起こることはご存知かと思います。
有明海では干満の差が実に6メートル。
遠浅の干潟を持つ有明海では、干潮時には海辺が目視できないほど遠くへ引いてしまうのです。
引力を目で見ることはできません。
ですが太良町は有明海の干満の差を通じて月の引力を感じることができる場所なのです。
「月の引力が見える町」というキャッチコピーにはそんな意味がこめられています。
「宇宙人のやすらげる家」の”宇宙人”とは
宇宙人のやすらげる家を、月の引力が見える町につくりたい。 より画像引用
宇宙人のやすらげる家をつくりたい。
そう語るのは、このプロジェクトを発案した、
「一般社団法人 太良と生きる」の理事長として活動されている山口一生さんです。
私が挑戦したい事、それは太良町の空き家を活用して、
「太良の活力を生み出す場所をつくりたい」です。
太良町を盛り上げたい一心でクラウドファンディングに応募したと語る山口さん。
太良町にある空き家をクラウドファンディングで集まった資金で改装していき、
ゆくゆくは交流や宿泊、コワーキングスペースのような利用を想定しているようです。
その思いが通じたのでしょう。
目標金額10万円だったのに対し、最終的に795620円の支援金額を集めることに成功しています。
宇宙人のやすらげる家を、月の引力が見える町につくりたい。 より画像キャプチャー
山口さんが語る宇宙人とは地球外知的生命体ではなく、「宇宙人みたいな個性豊かな人」という意味だそうです。
★宇宙人の定義★
一. 自然が大好き
一. 宇宙人と呼ばれても怒らない(むしろ喜ぶ)
一. 個性を尊重し、多様性を尊ぶ気持ちをもっている(自分も大切にする)
一. 変化に対して寛容で、むしろ楽しむ
一. 信念をもち、一生懸命
一. 傾聴ができる
ピンッ!ときた貴方。是非この機会に太良と繋がってください。
そんな貴方をお待ちしております。
地球人も広義には宇宙人のひとつですので、「ただの人間」でもきっと歓迎してくださると思います。
また、「宇宙人」の中から太良町にご縁が生まれた人のことを「たらフォーマー」というそうです。
これは…ネタ的に大丈夫なのでしょうか?
さて、これまで佐賀県のPR・地域活性化として「宇宙人のやすらげる家」について紹介してきました。
「宇宙人」という言葉は出てきたものの、オカルトや超常現象とは関係なさそうに思えた佐賀県太良町。
ですが調べていると意外なことがわかりました。
太良町はUFO目撃例の多発地帯だったのです。
本当にUFO多発地帯だった佐賀県太良町

実はUFOの目撃例が多発していた佐賀県太良町。
超常現象研究家の並木伸一郎氏は著書『未確認飛行物体UFO大全』の中で、
1993年、佐賀県藤津郡太良町にて車の運転中に、3つの光源をもつ三角形のUFOに遭遇し、サーチライトのような強い光を浴びせられた男性の話を紹介しています。
しかもその男性は過去にもUFOと思われる不思議な飛行物体を何度も目撃しているのだとか。
また、『月刊ムー』をさらに楽しむための番組「MUTube」。
その「MUTube」でMCをされているmi-coさんは奇しくも佐賀県太良町のご出身で、
「UFOをみんな見てる、私以外」と番組内で語っています。mi-coさんの弟さんやお隣さんもUFOを目撃したことがあるらしく、
弟さんが昼休みサッカーをしているとき、上空に四角いUFOが出現。「あ、UFOだ~」と思いつつサッカーに夢中になっていたところ、気が付いたらいなくなっていた
夜中に母船と思しきUFOが出現、サーチライトのような光で周囲を照らしていた。「もう寝る時間だから」とお母さんがカーテンをしめ、朝になるとUFOはいなくなっていた
というぐらい、頻繁かつナチュナルにUFOが出現していることを語っています。
町民の2人に1人くらいはUFOを見ているんじゃないか、と。
並木伸一郎氏によると、佐賀県は九州の中でも群を抜いてUFO目撃事件が多発する県であり、
しかもそれらを調査すると、なぜか目撃事件は有明海の周辺地域に集中しているのだそうです。
おわりに
佐賀県をPRするための「宇宙人のやすらげる家」。紹介ページでは「宇宙人とは”宇宙人みたいな個性豊かな人のこと”」と説明されていましたが、
調べてみたら太良町はUFO目撃の噂のある町でした。
これはストレートに「ガチで宇宙人のための施設です!」と言い切った方が面白い気がするのですが・・・
パトロンを募り資金調達するためには言葉を選ぶ必要があったのでしょうか。
UFOふれあい館とは福島県福島市にあるUFOに関する施設です。
この地域一帯にUFOの目撃情報が多く、1992年に町おこしのために設立されました。
中では3500点におよぶUFOコレクションが展示され、なんとCIAの極秘文書もあるのだとか。
それからなぜか館内に「UFOの湯」と呼ばれるお風呂があります。
そういえばUFOふれあい館の近くにある山の名前は安達太良山といいます。
「太良」という地名にはUFOを引き付ける何かがあるのかもしれません。
UFOの目撃事件が多発する有明海。
その有明海に面する太良町に本物の宇宙人が交流を求めてくる…いつかそんな日がやってくるかもしれません。
ツチノコの懸賞金の記事 を書いていて痛感しましたが、町おこしは本当に大変です。
「宇宙人のやすらげる家」を発案された山口さんはもちろん、
佐賀県PRに立ち上がった他の方々も頑張っていただきたいと思います。
「宇宙人のやすらげる家」へのクラウドファンディングは6月30日に終了してしまっていますが、第2弾も予定されているとのことです。
UFOや宇宙人、そして佐賀県の地域活性にご興味のある方は協力されてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。