知らない土地を歩くのが好きです。
目的だけ決めて、そこまで徒歩やバスや電車を使って、何とかしてそこへ行く。
確かにツアーで行くと、効率的にたくさんの観光スポットを周ることができます。
でも、よく覚えている旅の思い出は、
街を歩いた時に感じた小さな気付きだったり
ちょっとしたトラブルだったり
思い返すと、そんな記憶ばかりが楽しい思い出になっています。
「連れていってもらう」感の強いツアーでは味わえない感覚ですね。
そんな私ですが、英国のストーンヘンジを見に行くなら、ツアーで行くことをおすすめします!不思議な話「不思議な話」の記事一覧です。
ストーンヘンジを見るならツアーがおすすめ!
理由1 ガチで周りに何もない
「最初に言っていることと違うじゃねえか!」と思われるかもしれませんが、
ストーンヘンジのあるソールズベリーは原野が広がるばかりで、本当に周りに何もないのです。
ストーンヘンジそのものは素敵な場所です。
でもですね、
ぶっちゃけ1時間もあれば見学もできてしまうし、お土産だって見れてしまいます。
周りの景色はこんな感じ。

パノラマで、ぐる~~っ!と撮影してみました。
ガチで周りに何もない!
理由2 ツアーの方が安くなる

金額も、自力で行くよりツアーの方が安くなるんですよね。
例えばロンドンからストーンヘンジのあるソールズベリーへ行くとすると
ワーテルロー駅から電車でソールズベリー駅まで行く
↓
ソールズベリー駅からストーンヘンジ行きのバスチケットを購入
↓
バスにてストーンヘンジまで行く
という流れになります。
そして必要な金額は(ポンドの価格によって変わりますが)円に計算するとこんな感じ。
●電車代 約3500~5000円(片道)
電車の等級と、ピーク時かそうでないかで料金が変わります。
●ストーンヘンジまでのバス代 約1500円
●ストーンヘンジの入場料 約1000円
ざっと計算すると、自力でロンドンからストーンヘンジへ行った場合、
およそ9500~12500円ほど費用がかかることになります。
そして私がロンドン旅行の時に予約したツアーでは、
●ウィンザー城
●バース
●ストーンヘンジ
の3ヶ所を周るツアーで、金額は12000円ほど。
そして、期間限定でロンドン・アイのチケットもついていました!

ロンドン・アイは普通に乗ろうとすると、3500~4500円ほど料金がかかります。
また、この時とったツアーは、日曜日だと日本語ガイドが付いているとのことなので、英語が話せない私にとって、とてもありがたかったです。
よほどこだわりがある人でない限り、ツアーを予約される方が良いかと思います!
ウィンザー城

この時のツアーで周った場所を紹介します。
エリザベス女王は普段はバッキンガム宮殿に滞在して公務を行っており、
週末はこのウィンザー城で過ごしていると言われています。
城の上に英国国旗、ユニオンジャックが掲げられていたら、女王は不在ということを意味しています。
ウィンザー城を訪れたのは日曜日だったので、ユニオンジャックが立っていました。
女王不在にも関わらず、セキュリティチェックは空港並み。

持ち物をX線に通し、金属探知機をくぐって、問題がなければ入城できます。
前に並んでいた人は履いていた靴に金属が付いていたので、靴を脱いで金属探知機をくぐっていましたよ。
イヤホンガイドは無料で貸出しており、日本語にも対応しています。
城内の家具や装飾、調度品、絵画を鑑賞することができます。

ウィンザー城の衛兵交代式もタイミング良く見ることができました。

この時はバック・トゥ・ザ・フューチャーを演奏していました。
世界遺産 バース

ロンドンの西140キロの場所にある世界遺産・バース。
同じ山から採石した石で建物が造られているため、壁の色が全て同じという珍しい街です。
バース(Bath)なんて、変な地名だな~と思っていたら、
本当に「お風呂」の意味でした。
1世紀頃、ローマ帝国がやってきた折りに、この場所を保養地として使っていたようです。
その時にローマ式の大浴場と神殿がこの場所に建築されました。

英国に来てまでお風呂を作るなんて、まるで『テルマエロマエ』みたい、
と思っていたら、音声ガイドでハドリアヌス帝の名前が出てきました。
本当にテルマエロマエの時代の話のようです。
ローマが撤退してから一時的に荒廃。
その後も、保養地・社交場として復活したり、街の衰えとともに衰退したり。
1987年に世界遺産に認定されてからは、改修によってかつての姿を取り戻しました。
ストーンヘンジ

ストーンヘンジは、ロンドンから西に200キロ離れたソールズベリーから、北西に13キロの場所にある環状列石です。
今から4000~4500年前あたりに造られたのではないかと言われていますが、
どのようにして建造されたのか
どのような目的で利用された施設だったのか
など、未だ不明なことが多い先史時代の遺跡です。
緑の芝が絨毯を敷いたかのように、緩やかな丘一面を覆っていました。
その原野の絨毯に鎮座するがごとく、威厳を含んだ静けさをもって並ぶ巨石たち。
政府が環境保全のため、この地域一帯を買い取っているため、
変に観光地化されることなく、この景観が保たれているのです。
モン・サン・ミシェルの麓にはモン・サン・ミシェル村が、
マチュ・ピチュの麓にはマチュ・ピチュ村があって、
ひしめくように飲食店やお土産屋が立ち並ぶ「いかにも観光地」だったのに対し、
ストーンヘンジは少し離れたところに観光センターがあるだけでした。

単なる観光地ではなく、古代の遺跡として粛々と向き合い、伝統と歴史に敬意を払う姿勢を感じました。
その観光センターでお土産を買ったり、軽食をとったりすることができます。

ツアーで参加したため、見学の時間は1時間程度。
ストーンヘンジを見るのに30分、
お土産を買うのに30分かけるという時間配分にしました。
以前はストーンサークルの中まで入れたと聞いていましたが、今はロープが張られており、その外側から眺めるだけになっています。
まあ、そうしないと確実にイタズラされますよね。
お土産を買うためにストーンヘンジを見る時間を削りましたが、普通に周囲を見てまわるくらいなら、それほど不満は感じませんでした。
やはりツアーを選んでおいて良かったと思いました!
おわりに
ストーンヘンジを見に行くならツアーの方がおすすめ!という記事でした。ストーンヘンジに限らず、他の世界遺産や城、田舎町を巡るツアーなど、いろいろな企画が組まれており、日本からでも予約することができます。
そして、ツアーの中には「心霊スポットを巡る」など、不思議大好きな英国ならではのツアーもあるらしいです!

こんな変なモノが町の中に置いてあるセンスがたまらない!!
旅の楽しみ方は人それぞれ。
またロンドンを訪れることがあれば、こういうツアーも申し込んでみたいと思います!