怖がらないで! 心霊写真の鑑定方法と対処方法

カメラ 写真

ひと昔前はカメラを使うなんて記念写真や旅行くらいでしたが、携帯電話やスマホの普及で写真を撮ることは随分身近になりました。
そんな何気なく撮影した写真に奇妙なものが写った経験はありませんか?

光の玉
白いモヤ
赤い光
人影らしきモノ
消えた体の一部…

不気味で不可思議なそれを見た時「心霊写真」という単語が頭をよぎります。


お化けからの警告? 何か悪いことが起こるんじゃ・・・?

このまま持っとくの気持ち悪い・・・!でも心霊写真って勝手に捨てちゃって大丈夫なの?
Yahoo知恵袋などの質問掲示板にも、そんな奇妙な写真の鑑定をお願いする悲痛なトピックがいくつも上げられています。

心霊写真と思しき不思議な写真を撮ってしまった時、考えられる原因と対処法をまとめました!
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プロのカメラマンは心霊写真を撮ったことがない

カメラマン
プロのカメラマンをされている方が書かれた記事の一部を引用します。

私は写真を始めて10万枚近い数の写真を撮影してきていますが、自分が撮影した写真で「これぞ正真正銘の心霊写真!」と思える写真は今まで一回も撮れたことがありません。

子供の頃、心霊写真と思っていたものの多くは、実は写真の技術面でほとんど説明できるものでした。

この文章が全てを物語っていますね。
きちんとしたカメラの技術を有していれば、たとえ10万枚写真を撮ろうと幽霊の写った写真は撮影できないのです。

裏を返せば、カメラの構造をきちんと理解していない人、十分な写真の技術を持ち合わせていない人にしか、「心霊写真」は撮影できないことになるのです。


プロのカメラマンには心霊写真は撮れないんだね
私は霊の存在については肯定的な立場にいます。
感覚が鋭く、霊の存在を感じ取る人間もいるだろうと考えています。

ですが霊が見える能力やお祓いする力を持ち、それを生業としている人間がいることに疑念を禁じ得ません。

気味の悪いものが写真に写ってしまい、不安に思う気持ちはわかります。
不幸が起こらないか心配する気持ちはわかります。

ですが一旦落ち着いて、手持ちの写真がこれからお話する項目に該当しないかどうか、チェックしてみてください。

間違っても霊能力者や宗教施設などに相談し、大金を支払う羽目になるなんてことは絶対に避けてほしいと思います。

光の玉が写っている

写真に写った丸い光の玉。
それはオーブ玉響(たまゆら)と呼ばれています。

その正体については、霊や魂そのもの、あるいは霊魂が光の玉を使って何らかのメッセージを伝えようとしているもの、と解釈されています。
今までフィルムカメラからデジタルカメラに移行するにつれて、多く撮影されるようになった現象です。

光の玉の正体ですが、これは微小な光源がピンボケしたものが広がって、いわゆるオーブ状に写し出されているのです。
微小な光源とは、空気中を漂うホコリや水滴、小さな虫など。
それらにフラッシュなどの強い光があたって光源となるのですが、カメラのピントはもっと奥にある背景に合わせられています。
それよりも手前にあるホコリにはピントがあわず、ピンボケして滲んだ結果、光の玉のように写し出されるのです。

これは私が旅行中にとった写真です。

オーブ写真

オーブがいっぱい!
一面にオーブと思しき光の玉が写っています。
これは山口県にある地底王国・美川ムーバレーという場所を訪れた際に、地下にある滝を写したものです。
ここには空気中に大量の水滴が漂っていていました。

オーブが写し出された写真があるならそれを撮影した場所を思い出してください。

お寺や廃墟など、土や埃が舞うような場所ではなかったですか?
雨が降っていたり滝の近くだったり、水滴が漂う空間ではなかったですか?

写った人の体が透けている

体の一部が透けている写真は、夕方や夜といった暗い時間帯や、少し暗い室内でカメラを使った時によく撮影されます。

カメラは光が当たっている被写体を写す構造になっています。
つまり光を記録しているのです。

そのカメラを暗い場所、暗くなる時間帯に使用するとなると、光を多く取り込むためにシャッターを開く時間が長くなります。
このことを知らず、シャッターが開いている間に動いてしまうと「ブレ」が起こるのです。

暗い場所では、ブレているものは薄く写ります。
動いてその場所にいる時間が短い分、その被写体からくる光の量が少なくなるからです。

一方、動かずに静止していた部分ははっきり写ることになります。
その結果、動かしてしまった部分、例えば頭や腕など、体の一部分が透けている写真が撮影されることになるのです。

この動きは無意識のこともあるため、本人も覚えておらず、「普通に写真を撮っただけなのに……」と余計に不気味に感じてしまうわけです。

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写った人の体の一部が消えてしまっている

心霊写真として、腕が消えたり足が消えてしまったりしている写真があります。

体が消えてるのは幽霊が通った跡で、悪いことが起こる前兆を警告してるって聞いたことある
これは先に説明した「ブレ」が原因である他、単に被写体となった人物の姿勢により、体の部分が隠されて、体の一部が消えたかのように見えたケースが考えられます。

腕が衣服や胴体に、足がもう片方の足に隠れたりして、消えてしまったかのように見えることがあるのです。

白いモヤが写っている

その土地に眠る地縛霊や浮遊霊の念が具現化し、偶然に写し出されたものだと説明されます。

白いモヤの正体は、人が吐いた息やタバコの煙、車の排気ガスなどがフラッシュの光によって浮かび上がって写り込んだものなのです。
これらは肉眼でみるよりも、白くはっきりと写真に写し出されます。

息は暗い場所では見えにくく、自動でフラッシュが光る機種だと、撮影者にフラッシュを使った自覚もないまま、不可思議な写真を撮ることになります。

寒い日には息が白く見えるからモヤに見えるのはわかるけど、暑い夏に撮った写真にも白いモヤが写るのは何で?

夏って気温が高いけど、湿度も高いよね。実は湿度が100%の場合、17℃より気温が下がると息が白く見えることがあるんだよ
湿度が100%に達していなくても、夏場の湿度なら14℃以下になれば息が白く見えることがあります。
白いモヤが写っていた場合、煙やガスを出すようなものが周りになかったか、息が白く見える湿度・気温ではなかったかを思い出してみてください。

人の顔が写っている

これにはシミュラクラ現象多重露出の2つの原因が考えられます。

シミュラクラ現象

人は逆三角形の形に点が3つ並んでいると「顔」だと認識してしまいます。
このことをシミュラクラ現象といいます。

人の記憶とは意外とあいまいなもの。
時間が経つにつれて、記憶も思い込みによって変化してきます。

撮影時には誰もいなかった、何もなかったという記憶は、いないと思いこむ気持ちが作りだしたということも考えられるのです。

例えば、窓ガラスの先に人が映っている。そこは人が立てる場所ではないのに……
そう思っていても、実際には洗濯物があったり、壁紙がはがれていたりして、それが人の顔のように見えていたなんて話も。

人間は写っているものが顔だと認識してしまうと、その後もずっと顔に見えてしまいます。

人の顔が写っていると見えるその写真、実は木の影や水の泡などを人の顔だと思い込んでしまっていませんか??

多重露光

多重露出とは、1枚の写真に2つ以上の画像が写ってしまうことをいいます。
フィルムカメラで多く見られ、フィルムを巻き上げず、複数回撮影してしまうことで起こるトラブルです。

一回目の写真と二回目の写真が重なり、ぼやけた光や人物の顔が写ってしまうのです。

知っている人がはっきりと写っていたら注意!

ただし霊と思しき顔がはっきりと、そして知っている人の顔だった場合は注意してください。
それはもしかしたら生霊が写りこんでしまっている可能性があります。

その人から強い感情を向けられているかもしれません。
尋常ではない怨みや歪んだ愛情など……
もしかしたらあなたの知らないうちに誰かを傷つけている事もあるかもしれません。

人間関係で思い当たるところがないか、胸に手を当てて今一度考えてみてください。

赤い光が写っている

テントウムシやアカハライモリ、ヤドクガエルに見られるように、自然界では赤は警告色として用いられています。

霊が怒っている時に赤い光が写るって聞いた!赤い色は、威嚇や警告を表しているからものすごい危険だって

テレビの心霊番組でよく言われていることだね。でもこれもカメラの光学現象で説明がつくよ
赤い光やモヤ、帯のようなものもカメラの光学現象で説明がつきます。
レンズフレアやハレーションという、赤っぽい幕のような物体が写る現象です。
極めて明るい光源がレンズに向けられている時に撮影すると生じることがあります。

その他、レンズの前にカバーや指があったりすると、それらが赤くぼやけたように写り、赤い帯状の物体が写り込むことがあります。

これも私が撮影した写真の中の一つです。
上部に赤い帯のようなものがあるのがわかりますか?

ハレーション

多分レンズの前に指がかぶっちゃったんじゃないかな
もし写真に赤い光、赤い帯状の物体が写っていたら「レンズフレア」「ハレーション」「フレアゴースト」などの言葉で画像検索してみてください。
おそらく、お手元の写真に似た画像がヒットするはずです。

この時に「写真 赤い光」とは検索しないでくださいね。
霊からの威嚇・警告というような、あなたを怖がらせるサイトしかヒットしなくなるので。

それでも原因不明の写真は存在する

これまでに紹介した他にも、

屈折による現象
レンズやカメラの不具合
撮影時や現像時の人的ミス
完全な思い込み

などが心霊写真の原因として挙げられます。

心霊写真と思われている写真のほとんどが、このような原因が理由で説明がつけられます。

それでも全部の心霊写真が説明できるわけじゃなくて、中には専門家でも頭をひねってしまう原因不明の写真はやっぱりあるんだよ
こちらの画像をご覧ください。

イッテQ カレンダー

これは2015年5月17日に放映されたTV「世界の果てまでイッテQ」の企画で撮影された写真です。
この前後を赤外線カメラで撮影したものがこちら。

イッテQ 赤外線

右にいる三人の浴衣の柄が消えてしまっているのがお分かりでしょうか?
これは放送中にも「原因不明」だとアナウンスされています。

ネットではこの写真の原因について、

三人の浴衣には蛍光性の洗剤を使用していたため、白く写り柄が消えたように見えた
三人は白い服を浴衣の下に着ていたため、柄が消えたように見えた

といった憶測が飛び交っていますが真相は結局のところわからずじまいです。

霊の仕業かどうかは別として専門家でもわからない写真や映像は確かに存在するのです。

もし心霊写真が撮れてしまったら

カメラ

カメラのメーカーや写真のプロに質問する

今まで紹介してきたように、心霊写真はカメラへの知識不足、撮影者の技術不足、光学現象や機械の不具合で説明がつけられます。
それでも気になるようでしたら、お使いのカメラのメーカーや、近くの写真館に持ち込み、プロの目で見てもらってください。

メーカーによってはHPに説明が書かれていることもありますし、もしかしたら製品の潜在的な不具合の可能性も考えられます。

間違っても知恵袋に投稿してはいけない!


一番やっちゃダメです!
冒頭にも書きました通り、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの質問掲示板を見ると「心霊写真が取れてしまったので鑑定してほしい」というトピックが幾つも挙げられています。
光学現象などで心霊写真のようにみえるだけだとアドバイスをくれる人ならいいのですが…

カメラへの知識不足、撮影者の技術不足をバカにするもの
霊障や祟りという言葉を使い、いたずらに不安を煽るもの
霊の存在や霊が写真に写るメカニズムについてツッコミを入れるもの
加工・イタズラ・釣りと断じてまともに取り合おうとしないもの

このような、およそ解決につながらない書き込みに溢れています。

また、鑑定を依頼するためにアップした写真が、勝手に流用されてしまう危険性もあります。
どうせ有益なアドバイスはもらえないのですから質問掲示板などに頼らず、カメラや写真の専門家の意見を聞くのが賢明だと思います。

どうしても気持ちが悪いなら神社でお祓いを

これは除霊というよりも心の持ちようの問題ですね。

原因がどうあれ、奇妙な写真が手元にあるのは気分のいいものではありません。
そんな気味の悪い写真は削除・処分してしまい、さっぱり忘れてしまうのが一番です。
しかし気味の悪い写真がとれてから悪いことが続くとか、運気が下がったように感じることもあるでしょう。

どうしても気持ちが悪いなら神社などでお祓いをお願いしてみてください。

価格は地域やお祓いをしてくれる神社にもよると思いますが、5000~10000円あたりが御祈祷の相場かと思います。
神職のいらっしゃる、近くの神社で聞いてみてください。

間違っても霊能力者に相談し、大金を渡してお祓いをお願いした、なんてことは避けてくださいね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

また来てね!!