前回に書いた記事「心霊写真の鑑定方法と対処方法」にて、
プロのカメラマンは「心霊写真」を撮ったことがない
「心霊写真」の多くは、写真の技術が十分でないか、光学現象で説明できる
プロから見ても原因不明の写真は存在する
という事実についてお話ししました。
もしお手元に「心霊写真」があり、不安に思っておられるなら、先にこちらの記事に目を通してください。
関連記事 → 心霊写真の鑑定方法と対処方法 怖がらないで! 心霊写真の鑑定方法と対処方法撮影した写真に、奇妙なものが写った経験はありませんか?光の玉、白いモヤ、赤い光、人影らしきモノ、消えた体の一部… これって心霊写真? そんな写真を撮影してしまった時、原因と対処法をまとめました!
今回の記事では、カメラの不具合や写真の技術不足でもなく、光学現象でも説明がつかない「心霊写真」の処分方法について紹介します。
この記事の目次
写真の処分に供養は必要? 自分で処分しても大丈夫??

お手元に心霊写真をお持ちなら、まず気になるのが「それが本当に心霊写真なのかどうか」ですよね。
そしてその次に気になるのが、
「このまま持っていても大丈夫か?」
「供養やお祓いをしてもらった方がいいのか?」
「処分したら呪いや祟りといった、悪いことが起こらないか?」
といった取り扱いや処分の方法だと思います。
心霊写真が撮れてしまっても、基本的には供養やお祓いは必要ありません。
だからそのまま放置しておいて構いません。
ただし「気味が悪い」「気持ちが悪い」というように、その写真が気になるようでしたら破棄してしまいましょう。
写っている霊は、縁もゆかりもない霊がほとんど

仮に写っているのが霊だとしても、それはあなたとは縁もゆかりもない浮遊霊か地縛霊がたまたま写り込んだものです。
例えばあなたが道を歩いていたとしましょう。
普通、通りすがりの人にいきなり殴りかかられることなんて、そうそうありませんよね。
幽霊だって元は人間です。
思考や行動のパターンは生前のままだと言われています。
幽霊だからといって、たまたま傍に居合わせただけのあなたに対し、呪うだとか祟るだとかいった害意を向けるというのは考えづらいのです。
むしろあなたが「気味が悪いな」「気持ちが悪いな・・・」というように、常に心のどこかで考えてしまっている状態の方が問題です。
ずっと考えてしまっていることで、“縁”ができてしまいますから。
おそらく、その縁はあなたに良い影響をもたらすことはないでしょう。
文字通り「因縁をつけられた」状態です。
不思議な事に「怪異」とは、人間が強く意識していると、頭で思い描いた通りのことが起こってしまうのです。
例えば、昭和の日本を騒がせた「口裂け女」も、アメリカの都市伝説の怪人「スレンダーマン」も、元々は誰かが考えた創作、いわばデタラメでした。
しかし、噂や都市伝説となって多くの人が意識し始めると目撃情報が出るようになり、口裂け女やスレンダーマンにまつわる事件が起きてしまいます。
事実、どちらのケースも警察が出動するまでの騒ぎになっています。
「○○でこんな風貌の幽霊が出る」という架空の噂を流すと、やがてその噂通りの目撃情報が出るようになることがアメリカの実験でわかっています。
人間の行動学や心理学で説明がつくものなのか、あるいは怪談や噂に擦り合わせて霊が出現するのかはわかりませんが、常に霊を意識する状態こそ危険なのです。
「気にしないこと」が一番。
どうしても気になるのであれば、写真を処分してください。
心霊写真の処分方法

処分方法といっても大したことは行いません。
破って捨てるか、燃やして捨てるかのどちらかです。
破って捨てる
手順も至って普通です。写真を適当な大きさに破ってください。
ハサミを使って捨てるというのでもかまいません。
破る(切る)回数は2~3回ほどで十分。
真ん中から適当に破り、ゴミ箱に捨ててしまいましょう。
燃やして捨てる
炎は不動明王の化身した姿と言われますが、燃やすことで効果が増すといったことは特にありません。室内・屋外に関わらず、火の取扱いには十分に注意してください。
安全な場所で写真を燃やし、灰はゴミ箱に捨ててしまいましょう。
破るか切るか燃やすかといった手段ではなく、
写真との関係を断ち切ったという行為の方が気持ちの上で重要なのです。
スマホやデジカメはデータ消去

今はこちらのパターンの方が多いでしょうね。
携帯やスマホ、デジカメで心霊写真を撮ってしまった場合ですが、この場合も写真のデータを消去すれば問題ありません。
パソコンやSDカードなどに移動やコピーしたなら、そちらも忘れず消去しておきましょう。
霊道 の記事でも書きましたが、霊が近くにいると家電製品が不具合を起こすことがあります。

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霊を写してしまったのなら動作不良や故障など、カメラに異常があるかもしれません。
心霊写真を消去すると同時に、合わせて動作確認しておくことをお薦めします。
注意が必要な心霊写真

心霊写真の処分について供養やお祓いは基本的には必要ありません、そのまま捨ててくださいと書きました。
しかし、お手元の心霊写真が以下のいずれかに該当していたら注意してください。
その写真を撮ってから明らかに怪我や病気など不運に繰り返し見舞われる
写っている霊が故人ではない「知り合い」である
写っている霊が明らかに怒りの表情を浮かべている
心霊スポットで撮影した写真である
ちなみに、赤い光がが写っている写真は霊からの警告など言われていますが、レンズフレアやハレーションという単なる光学現象ですので気になさらないようにしてください。
もしこれらの項目に該当する霊がはっきり写っているなら相当ヤバいです。
写真に写り込む“縁”が既にある状態ですから・・・
故人なら守護霊の可能性もありますが、生きている人間、それも知り合いなら生霊を飛ばされている危険性があります。
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怒りの表情ということは、明らかにあなたに害意を向けていますね。
心霊スポットで撮った写真も同じくあなたにメッセージを向けています。
おそらく良い感情ではないでしょう。
写真が危険なのではなく、あなたそのものに霊の影響が出ている可能性があります。
心霊写真はお寺で“お焚き上げ”してもらえる

前回記事では、プロのカメラマン・写真館での鑑定をお薦めしたので、今回は心霊写真のお祓いや供養について紹介しましょう。
お祓いと言えば神社ですが、心霊写真のお祓いは神社ではあまり受けてくれないという話を聞きました。
一方、人形供養やお守りと同じように、主にお寺で心霊写真はお焚き上げを依頼することができるそうです。
「(お住まいの)都道府県 お焚き上げ」
「(お住まいの)都道府県 お焚き上げ 心霊写真」
と検索すれば、お近くで心霊写真のお焚き上げをしてくれるお寺が見つかるはずです。
価格はおよそ3000~5000円程度。
お寺によっては、同じ場所、同じ時間帯で撮られた写真であれば、複数枚でもまとめて扱ってもらえるようです。
1枚あたりというより、1件当たりで受け付けるといった感じですね。
概ね、写真を郵送してお焚き上げを依頼する形になります。
別料金になりますが、直接お寺に行って霊視や鑑定・お祓いなども合わせてお願いできるお寺もあるようです。
面白半分で心霊スポットに赴き、心霊写真を撮ってしまった方にはお祓いまでお願いすることをお薦めします。
その際はいきなりお寺に押しかけても対応できない場合があるので、あらかじめ連絡を取り、予約してから行くようにしてください。
詳しくはお寺のHPに案内があるはずなので、電話かメールで問い合わせてみてください。
おわりに
心霊写真を撮ってしまった場合は、兎にも角にも霊との縁を切ることが一番大事です。気に病むことなく、すっぱり処分して忘れてしまいましょう。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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