エメラルドグリーンの海や美しい砂浜が人気のセブ島。
美しい海を満喫するマリンスポーツや島々を巡るアイランドホッピングばかりが注目を集めますが、セブ島の見るべき観光スポットは海や島ばかりではありません。
セブ島最大規模のカトリック教会・シマラ教会。
「アジアのサグラダファミリア」とも評されるシマラ教会は、豪華絢爛のお城のような雰囲気を持ち、地元の人、観光客問わず大勢の人が訪れる観光スポット。
そして「奇跡を呼ぶ教会」として有名なパワースポットでもあるのです!
今回はそんな「奇跡を呼ぶ教会」、セブ島最大クラスのパワースポットのシマラ教会について紹介します!
どんな願いでも叶う!?セブ島のパワースポット「シマラ教会」

「奇跡を呼ぶ教会」として有名なセブ島のパワースポット・シマラ教会。
正式名称は「Monastery Of The Holy Eucharist」ですが、この町の地名にちなんでシマラ教会という愛称でフィリピンの人たちに親しまれている教会です。
シマラとはタガログ語(フィリピンの現地の言葉)の「奇跡(Himala)」から来ている言葉なんですね。
荘厳かつ絢爛なお城のような外観のシマラ教会ですが、1998年の創建当初はそれほど知名度の高い教会ではなかったと言います。
きっかけとなったのは「涙を流す聖母マリア像」の伝説。
過去にセブ島が自然災害に見舞われた時、この町にあった聖母マリア像から涙が流れたと言われています。
聖母マリアの涙の伝説が広まってから、不思議な現象をひと目見ようと大勢の人が訪れるようになり、フィリピン各地から献金が届き今なお増築工事中。
私が訪れたのは2020年2月でしたが、あちこちに工事の足場が立っている状態でした。
人々は聖母マリア像の前でお祈りをすると願いが叶うと信じ、日曜日だけではなく平日にも大勢の人が訪れる名所となりました。
実際に「病気が完治した」「テストに合格できた」と、世界各地から届いた感謝のメッセージが教会内に展示されています。
フィリピンの人には有名なシマラ教会ですが、お城のような豪華絢爛な外観から、クリスチャン以外の人も訪れる観光スポットとしても人気が高まっています。
シマラ教会はジンベイザメツアーとのセットがオススメ!

それではシマラ教会への行き方を紹介します!
・・・と言いたいところなのですが、シマラ教会へはツアーを組んでもらって行ったんですよ。
それもツアー会社ではなく語学学校の先生に。
私は現在フィリピンに留学に来ており、Kredoという語学学校で英語を学びながら、シェアハウスで他の学生さんと共同生活をしています。
同じシェアハウスの人経由で誘ってもらったツアーだったんですね。
>> Kredoさんの公式ホームページはこちら <<
↓ ↓ ↓
セブ島IT×英語留学「Kredo」
●オスロブ(野生のジンベイザメと泳げるスポット)
●スミロン島(アイランドホッピングという島巡り)
●ツマログの滝
●シマラ教会
●トップス(セブシティーの夜景が一望できるすごくキレイなところ)
午前1時に出発するという強行スケジュールでしたが、支払うのはドライバーへの日当や入場料等の必要経費のみ。
先生に支払ったのは4500~5000ペソ(日本円で10000円ほど)くらいだったかな~?
現地のツアー会社を利用しても「オスロブのジンベイザメウォッチング+どこか一ヵ所を観光」で10000円以上します。
値段だけ見ても十分にお得なのに、車の手配やら現地の人との交渉とか全面的に寄り掛かった形でして・・・しかもそれをほぼ毎週企画しているという。

オスロブでのジンベイザメウォッチングは、エサを使って観光客の近くまでジンベイザメを誘導するため、午前6時からお昼12時までしか見られません。
ジンベイザメがお腹いっぱいになると大海原に帰っちゃうからです。
ですから、セブシティー→オスロブ→帰り道にシマラ教会に寄るというルートが地理的・時間的に考えて効率の良い周り方なのです!

セブシティーから「シマラ」という村へ行くバスに乗り、2時間〜2時間半ほど南に進みます。
そして村からバイクタクシーに乗ってシマラ教会へ行く方法です。
その方法は未経験なので、料金や感想などは書けませんが・・・
シマラ教会のある場所だけ地図を貼り付けておきますね。
シマラ教会
住所:Barangay Simala, Natalio B. Bacalso S National Hwy, Sibonga, Cebu
電話:0921-447-1894
時間:8:00-20:00
シマラ教会に入るときは服装に注意!

シマラ教会の開放時間は午前8時から午後8時まで。
入場料も必要ありません。
ですがシマラ教会は宗教施設であるため入場時に服装にだけは注意してください。
教会内のいたるところに上の画像のような貼り紙があり「肌の露出が多い服装」での入場は禁止されています。
男性だと、タンクトップやハーフパンツ、帽子などは不適切な格好として入場を拒否されるおそれがあります。
女性であれば、ノースリーブやミニスカート、ショートパンツといった露出が多い格好だと、入口のガードマンに止められてしまうので注意してください。
中には不適切な服装だったために、教会の周りにある売店でマフラーやロングスカートを購入てからでないと入場できなかった例もあるのだとか。
私は知らずにサンダルで訪れてしまいましたが、特に注意はされませんでした。
足元は規制がゆるいのかもしれません。
セブ島最大規模のシマラ教会ですが、教会内にはエアコンが設置されていません。
屋内外問わず蒸し暑い状態です。
暑さ対策として扇子や日傘、タオル、お飲み物などを用意した方が良いでしょう。
さらにキリスト教において日曜日は礼拝が行われる日なので、セブ島各地から大勢の人々が参拝に訪れるため大変混雑します。
特に後述する奇跡の聖母マリア像に辿り着くには何時間も列に並んで待たなければなりません。
特段の理由がなければ、日曜日を避けた方が教会内をゆっくり見学できます。
シマラ教会はこんなところ
それではシマラ教会の様子を写真を交えて紹介していきましょう。シマラ教会の入り口です。
門にはAVE MARIA(祝福あれ、マリア)の文字が書かれています。

まるで中世ヨーロッパのお城を思わせるような佇まいですね。

教会の敷地の中央には池のある庭園が造られています。

続いてはシマラ教会の本館の中へ。
館内に入ると、廊下にたくさんのキャンドルスタンドが並んでいるのが見えます。

このキャンドルスタンドがとても重要なのですが、それについては後述します。
まずは館内を巡りつつ、最上部にあるマリア像を目指しましょう。
教会の様々な所に像が設置されています。


中には聖書の一部分を再現したものもあるようですね。
願いがかなった人たちから寄せられた手紙です。

シマラ教会が奇跡を呼ぶ教会と呼ばれる由縁です。
看板の案内に従いつつ、この日は土曜日だったためか30分ほどの待ち時間で最上部までたどり着くことができました。
シマラ教会の見どころ
最上部にある聖母マリア像

ほとんどの参拝者はこの聖母マリア像にお会いするためにシマラ教会を訪れます。
日曜日は長蛇の列で2~3時間はかかるのだとか。
マリア像の前に立ち、静かに祈りを捧げましょう。
ロウソクに願いを
マリア像への参拝が終わったら、あらためてキャンドルスタンドがあるところに戻りましょう。キャンドルスタンドの近くにロウソクを売っている場所があります。
全部で13色のロウソクの色にそれぞれ意味がありますので、あなたの願いに関係する色のロウソクを買いましょう。

それぞれのロウソクの色の意味は以下の通りです。
ゴールド:癒し(健康、怪我の治癒、スピリチュアル、家族関係の回復)
グリーン:富/成功(試験、勉学、経済、仕事などの成功祈願)
ブルー:忍耐(就労、キャリア、配属、昇進
バイオレット:達成(もがき、努力、旅、航海
レッド:愛(結束、友情、婚約、家族)
イエロー:平和(勇気、強さ、希望)
ホワイト:純粋(悟り、導き、正しい道)
オレンジ:和解(恋人、妻、夫、敵、家族)
ピンク:神への謝恩/幸福/喜び(身体的、精神的)
ブラック:魂(赦し、恩赦)
ブラウン:使命(婚約の結びつき、神の使者、単身)
グレイ:解放(よくないこと、物事、精神)
クリーム:改宗/信仰(子供、世帯、カップル)
ロウソクは一つ35ペソ(日本円で70円くらい)。
一人何本までといった決まりはありませんので、私は3本買いました。
キャンドルスタンドの前でお願い事を思い浮かべた後、ロウソクに火を灯しましょう。
すでに火が灯っている他のロウソクから火をもらいます。
入口付近は空気の動きがあるのか、火がつきにくくて消えやすいです。
ロウソクをさし終えた後、もう一度お願い事を心の中で唱えましょう。
私の場合、なぜか赤のロウソクだけ火がつきにくかったです。
赤のロウソクの意味は愛・・・先行きが不安になりますね。
キャンドルスタンドの廊下を抜けると売店があります。
ロザリオやブレスレットなど、ご利益(?)がありそうなアイテムが並んでいます。
お土産に買って帰ってもいいかもしれませんね。
その他、マリア像が涙を流した時に着ていた衣装、巨大なサントニーニョ像(幼子の頃のイエス・キリスト像)もシマラ教会を見学する際の見どころです。
不覚にも写真を撮りそびれてしまっていましたが・・・是非見逃さずに参拝していただけたらと思います!
この記事のまとめ

シマラ教会はセブ島に留学を決めた時から行きたいと思っていた場所でした。
留学期間が3ヶ月あるとは言え、どれだけ余裕があるかわからないし、英語できないから一人で行くのは不安だし・・・
ある程度セブ島の生活に慣れ、英語が聞き取れるようになったら行ってみたいな~くらいに考えていたんです。
それが語学学校の先生の計らいによってアッサリ実現するなんて!
何だか海外に関することは物事がスムーズに運ぶような気がします。
キャンドルの前で捧げた願いが叶うよう、聖母マリア様の御加護を願いつつ・・・
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
また来てね!