若者のオカルト離れ!?UFOもUMAも幽霊も信じなくなった10の理由

オカルト離れ 宇宙人

このブログは開運や都市伝説、オカルトなどの話題を紹介していますが、アクセスされるのは「心霊」や「呪い」にまつわる記事が多いです。

でも今後はUFOとか超常現象とか、心霊以外の記事も紹介したくさんの人に読んでいただきたいと思っています。

 

なんて話を家族にしたら、何も言わずにスマホをいじり、何も言わずある記事を見せてくれました。

キャリコネ

キャリコネ(https://news.careerconnection.jp/?p=40673&page=2)より画像キャプチャー


 

最近の若者はUFOやUMAを信じない・・・!?マジで!?
 

そういえば月刊ムーでは読者の高齢化が進んでいるという話を聞いたことがあるような。

 

このままでは若者がオカルトから離れていってしまう!

そんな危機感を覚え、どうしてUFOもUMAも幽霊も信じなくなった、その理由について考えてみました。

 
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オカルト番組の質が下がった

オカルト離れ テレビ
一番の理由はこれではないでしょうか。

 

心霊番組にしても、

UFOやUMAの特番にしても、

「あなたの知らない世界」みたいな創作や再現VTRにしても、

 

最近のオカルト番組に怖さや面白さがなくなりました。

 

私は以前レンタルビデオ店でアルバイトをしていたことがあります。

スタッフは通常料金よりも安く借りられたので、映画やアニメなどとあわせて『ほんとにあった呪いのビデオ』のような実録系ホラーも好んでいっぱい観ていました。

 

それでですね、夏に放送するテレビの心霊番組を観ていると

 

ビデオで観たものばっかり・・・!

 

「おわかりいただけだろうか」なんて、ナレーションの人まで同じじゃないですか??

 

UFO特番だって昔は「米国政府は宇宙人と密約を交わしている」とか「UFOは軍事兵器」とかだったのに、

今はUFOを呼べると語るおじさんがテレビ局の屋上で「ふぁんふぁんふぁん・・・」とテレパシーを送る姿を放送していたりします。

胡散臭いのを通り越して、頭が痛くなります。

 

最近は輪をかけてひどくなり、YouTubeにアップされた動画を放送することもありますね。

 

私の半生をふりかえると、

小学校低学年で映画『学校の怪談』が流行り、

高学年の時にはテレビで『木曜の怪談』が放送されていました。

この時期の『奇跡体験アンビリバボー』は本当に怖い内容を扱っていましたし、

超常現象などを解明する『特命リサーチ』も熱心に観ていました。

 
若い人おいてけぼりだよ
 

中学の頃にノストラダムスの大予言で世間は大騒ぎし、

高校時代は友人の家で『X-File』を視聴し、

大学の時にはやりすぎコージーで都市伝説ブームに火がつきました。

 

懐古主義と言われても仕方ありませんが、それでもやっぱりあの時代は楽しかったなあ・・・

 

テレビでオカルト番組を放送しなくなった

オカルト離れ タロット
オカルト番組の質の低下に加え、オカルト番組そのものをあまり放送しなくなりました。

昔は夏になればどこかの局が扱っていたのに、近年は自粛傾向にあるようです。

 

オカルト番組を自粛するきっかけは、やはりオウム真理教事件の影響でしょう。

オウムは事件が起こるまで、マスメディアがこぞって持ち上げたりネタにしていましたからね。

いざ殺人やテロを起きてから、オウム真理教はヤバイ団体ということに気付き、メディアがこぞってオウムを叩く方向へ転じました。

そして新興宗教とかオカルトを一緒くたにし、そういったものを信用してはいけないと自主規制の流れになってしまったのです。

 
オウム事件の頃の『ゴーマニズム宣言』は超面白い
 

その後もオカルトや占いがブームになったことはありましたが、

織田無道の虚偽登記の疑いで逮捕

細木数子の裏社会との黒いつながり

などのスキャンダルでイメージが悪くなったのか、止めをさされたようにオカルト番組は放送されなくなりました。

 

また、オカルト番組は「子どもが怖がっている」「いい加減なことを言うな!」などのクレームも多く

ヤラセを嫌がるスポンサーの意向もあり、制作側はオカルト番組ではなくネットで話題のびっくり動画を流すだけになっているそうです。

 

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ノストラダムス人類滅亡予言が外れた

「1999年7月に人類は滅亡する」というノストラダムスの予言です。

 

1999年7月に何が起こるのか。

テレビや雑誌がこぞって予言を取り上げ、その解釈をめぐって多くの説が世に出回りました。

 

土星探査機カッシーニが墜ちて地球はプルトニウムに汚染される

小惑星トータチスが衝突する

太陽系惑星の配列が十字の形(グランドグロス)になり重力が狂う・・・

 

『MMR』を愛読していた私は、1999年の時中学2年生でした。

最も多感な年齢の時期、かなり本気で人類滅亡予言を信じていました。

この年の夏休みは8月に入るまで気が気ではなかったことを覚えています。

 

結局人類は滅亡せず、無事に21世紀を迎えました。

聞いた話では、月刊ムーの1999年8月号は「ノストラダムスはウソだった!」的な特集だったとか。

 

その後、2012年にマヤの滅亡予言がありましたが、さすがに世間もノストラダムスほどの騒ぎにはなりませんでしたね。

こちらの記事にも書きましたが、今後もいろいろな形で人類滅亡は予言されています。

でも、ノストラダムスの時のような絶望感と高揚感を味わうことは二度とないでしょう。

 

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カメラ・CGの発達で誰でも画像や動画の加工ができるようになった

カメラマン
携帯やスマホは高品質なカメラを搭載しており、誰もが手軽に写真を取れる時代になりました。

画像編集に必要なパソコンも画像編集ソフトも手に入りやすくなり、少し勉強すれば心霊写真らしきものは作れます。

 

CGが発達し過ぎて、映画で使われる映像も作り物とは思えないほどリアルで迫力があります。

 

もはや不思議な写真や映像を見ても何とも思わなくなってしまったのです。

 

人の後ろに写るモヤのような影や、空に浮かんだ発光体くらいなら、

「これフォトショップで作れるのでは?」

と思いますし、

 

撮影された映像がリアルであればリアルであるほど

「出来すぎていてCGっぽい」

と思われてしまうのが現実です。

 

「真実を写す」と書いて「写真」です。

しかし一般人でも画像や動画を編集できるようになった現在、写真も映像も証拠には値しなくなっているのです。

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心霊動画がパターン化されすぎていてインチキ感丸出し

幽霊
以前放送された「マツコの知らない世界」にて、オカルト研究家の山口敏太郎氏が心霊ビジネスについて暴露していました。

 

心霊動画を制作し、それをビデオやテレビで使ってもらうことで使用料を得ている。

テレビで繰り返し放送されているのは、そんな作られた心霊動画である、と。

 

確かに映像は違っても、パターンや展開は似通ったものが多いですね。

 
  • 大体が「とあるホームパーティー」
  • チラッと変なのが見えて悲鳴あげてカメラを外す
  • 貞子みたいな白い服に長い黒髪の女が映っていた
  • もう一度カメラを向けるとそこには何もいない
  • 二度見でカメラに迫ってくる目の周りを黒く塗った幽霊
  • そして撮影者は行方不明となっている・・・
 

見ている側は

 
またこのパターン!もういいよ!
 

とお腹いっぱいですね。

幽霊役の女優を使い回ししすぎて、別の動画にも同じ顔の幽霊が出ていたなんてこともあったそうです。

 

日本の幽霊に足がなくなったのは、画家の丸山応挙が足のない見事な女の幽霊を描いて以降だといいます。

リアルな幽霊の描写が、その後の幽霊像のスタンダードになったのです。

 

同じように、ホームビデオで撮影した心霊映像は本物っぽいといわれ、それ以降ホームビデオ風の心霊動画が激増しました。

今では逆にホームビデオ風の心霊動画は全部インチキと言われるようになってしまいました。

 

山口敏太郎氏によると「井戸を舞台にした心霊動画は本物の可能性が高い」そうです。

ホームビデオの例を考えると、今後は貞子風の幽霊が井戸から這い出す心霊動画が流行るようになるのではと思っています。

 

オカルトから都市伝説に興味が移った

都市伝説
UFOやUMA、幽霊から都市伝説に興味が移ったのではないか、という説です。

 

都市伝説というより陰謀論ですね。

世界を裏から操る秘密結社が存在するみたいな。

 

私が子どものころの都市伝説は、学校の怪談とほぼ同義でした。

口さけ女とか人面犬とかミミズバーガーとか。

今の小学生は「学校の七不思議」とか噂にするのでしょうか・・・?

 

やりすぎコージーの芸人都市伝説とか、聞いていて面白いですし説得力のある話もあります。

若い人にはリアルさを感じられる都市伝説や陰謀論の方が好まれるのかもしれません。

 

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インターネットの普及によりウソがばれるようになった

オカルト離れ インターネット
インターネットが普及し、調べたらすぐにウソや捏造がばれるようになりました。

 

つい先日も、TBS『世界の怖い夜』で本物の心霊写真として放送した画像が、個人がアップした画像を無許可で加工したものだとツィッターで告発し話題になりました。

テレビがやらせを行っただけではなく、著作権の意識のあり方も問われる事件です。

 

テレビしか情報のない時代、私たちは受身でしか物事を考えられませんでした。

しかしインターネットの普及により、物事を考えながら情報を探す時代になりました。

 

若者はフェイクの情報に騙されにくくなった、と考えれば喜ばしいことではないでしょうか。

 

解明されたことを謎として繰り返し扱う

オカルト離れ 科学者
スカイフィッシュというUMAをご存知でしょうか。

 

写真や映像など、カメラでしか存在を確認されていないUMAで、

棒状の体の両側面に波打つ帯状のヒレがあり、凄まじい速さで空中を飛行する謎の生物です。

カンブリア紀に生息していたアノマノカリスの進化した姿だとか、遺伝子操作で作られた生物ではないかとか言われてました。

 

しかしその正体はハエなどの昆虫を写したモーションブラー現象

コマ数の少ない家庭用のカメラなどの目の前をハエが飛び回ると残像が映り、高速で飛び回る棒状の生物が撮影されるのです。

2003年に放送された日本テレビの「特命リサーチ200X」はスカイフィッシュの存在を否定しました。

 

しかし同時期のフジテレビではなぜかスカイフィッシュを推しており、「特命リサーチ」の放送後も度々スカイフィッシュは実在した!みたいな特番を組んでいたのです。

テレビで解明されたネタも、別の局では謎として扱う・・・
報道機関としてはなんとも残念な話ですね。

 

捕獲や捜索のロケにいってもどうせ見つからない

オカルト離れ ジャングル
川口浩探検隊とか、藤岡弘、探検隊とか、未開の土地やジャングルの奥地でUMAや巨大生物を探す番組はわくわくしながら見ていました。

 

今も時々、UMAを求めて捕獲や捜索を試みる番組を放送してますね。

何だかんだ言いながら見ちゃうんですけど、見ながらやっぱりこう考えちゃうんですよ。

 

「どうせ見つからないんでしょ」って。

 

UMA、未確認動物ということは発見すれば新種です。

捕獲できたなんてことになればオカルト番組ではなくニュース報道になります。

報道されていない事実から、見つからなかったという番組の結末はわかっているわけです。

 

たまに何かが映像に映っても、水面で波紋が立ってるだけとか、影が映っているだけとか。

そしてほぼ例外なく映像は不鮮明

映像のプロのくせに。

心霊スポット突撃のロケでも映るのはせいぜいオーブくらいで、あとはアイドルと芸人が大声で怖がる様子を流すばかりです。

 

大体がですね、

「身の丈3メートル! 鋭い爪と牙を持ち、人を襲うこともあるUMA!」

のような危険生物を探しにいくというのに

ガイドがその辺の地元住民で、そのうえ武器も携帯しないという体たらく。

 

UMAの存在を信じていないのは制作側の方ですよね。

 

何よりネタが古い

オカルト離れ 机
これが致命的です。

UFOもUMAも幽霊も、とにかくネタが古いんです。

 

例えば今なお謎に包まれている最大のUFO事件「ロズウェル事件」1947年

ネッシーを撮影した「外科医の写真」1934年

ビッグフットが歩く様子を撮影した「パターソン・ギムリン・フィルム」1967年

 

貞子の元ネタになった超能力者・三船千鶴子と福来友吉博士の「千里眼実験」に至っては1910年です。

オカルトを語ると半世紀どころか、100年以上前の話題を平気で出してくるわけです。

 

「いつの時代の話をしているんだ!?」と若い人がオカルト系の話題に見向きもしなくなるのは当然だと思います。

 

おわりに

思いつくままに書き連ねていきましたが、ほとんどがテレビの悪口になりましたね。

「若者のオカルト離れ」とか「最近の若者はロマンがない」と言い切ってしまうことは簡単ですが、私はそうは思いません。

 

怪談話の語り部で活躍されている稲川淳二さんは、

「(心霊現象や怪談への興味が減っている可能性は )それはないと思いますね。少なくとも、私のライブに足を運ぶ人は年々多くなってます。」

Oricon news(http://www.oricon.co.jp/news/2040979/full/)より引用

と語られています。

 

若い人が不思議なものや目に見えないものへの興味を失ったとは思っておりません。

むしろ「若者の○○離れ」という言葉は全て、売上や利用者が減ったことへの責任の押し付けのような気がしてなりません。

 

オカルトを扱うときはテレビを筆頭に、老若男女問わず興味を持ってもらえる質の高いコンテンツを届けられるよう留意することこそ肝要だと考えます。

もちろん私のブログもそう思っていただけるよう精進していきます!

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。