悪質なインチキ霊能力者にありがちな12のこと

悪徳なインチキ霊能者にありがちなこと

モブサイコ100を観ている時にこの記事を書こうと思いつきました。

 

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霊能力者とは

現在、霊というものが科学的に観測されておらず、霊の存在について科学的な実証・メカニズムの解明がなされておりません。

ですから、何をもって霊能力と呼ぶのか、何をもって霊能力の有無を定義づけるのかは難しい問題です。

 

ですから今回の記事では、

 

霊能力者と名乗る者に「霊能力がであるかないか」

 

ではなく、

 

「悪質な」霊能力者であるかないか

 

に焦点を当てたいと思います。

 

この記事で扱う霊能力者とは、

 

心霊といった超自然的なトラブルを扱う人

悩み事・相談事に対し、霊視や占いといった超自然的な力・方法をもって解決にあたる人

 

定義づけるとしたら、こんな感じでしょうか。

 

肩書でいうなら、霊を祓う除霊師・霊媒師・祈祷師

それから、占い師や宇宙人とのコンタクティー、チャネラー、新興宗教の教祖まで含んでしまいますね。

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悪質な霊能力者にありがちなこと

料金がびっくりするほど高額

一般的な占いだと、30分3000円~6000円、高くても1万円くらいが相場です。

 

しかし悪質な霊能力者の霊感商法では、診断は3000円程度でも、その後の除霊に数十万、ひどければ累積して数千万もの請求がされるケースがあります。

消費者センターには、なんと1憶円を超える事例の相談も10件以上寄せられているんだとか。

 

ですから、数十万もするような、法外な料金を請求された場合は、悪質と思って良いでしょう。

 

そういう霊能力者は力量の方も怪しいとされています。

 

謳い文句に「無料相談」

「最初の相談・鑑定は無料です」

と大きく謳っている霊能力者は注意してください。

 

一見、良心的に見えますが、無料ということで安心させ、相談・鑑定を進めていくうちに

 

「無料ではここまでしか見れない」

「あなたの場合、無料相談では足りない」

 

などと言われ、結局は高額な祈祷料の請求や壺やらお札やらのグッズを売りつけられます。

 

なんか服装がおかしい

常識ある人間ならば服装にも気を配るのが普通です。

除霊や祈祷する時には巫女姿や僧衣など、正装をまとう人が多いものです。

 

ですが、権威づけのために華美に着飾っている、逆に薄汚れた衣装を着ている場合、その人の力には疑問を持ってください。

 

入り口で荷物を預かられる

建物の入り口で、荷物や上着を預かる。

これは依頼者が容易に帰れなくさせることが目的で、詐欺商法でよくつかわれる手法です。

 

そうした上で、

 

「○○を買わないと大変な目に遭う」

 

などと脅しをかけ、高額な商品の購入を迫るのです。

 

やたら誉めて喜ばせる と思いきや絶望的な発言で不安を煽る

はじめに手相や生年月日を見たり、霊視するといった、もっともらしい鑑定をして

「あなたは良い運気を持っている」

と繰り返し誉めることで、相談者を気持ちよくさせます。

 

しかしその後、

「先祖からの因縁で~」

「悪霊が~」

「水子霊が~」

などと不安になるような言葉を並べたてます。

 

「罪」「罰」「カルマ」といった単語が飛び出します。

 

悪いことを伝える時は、強い口調になるのが特徴。

これは気持ちを落ち込ませることで判断能力を低下させているのです。

最終的にはこれも、高額な祈祷や商品の購入に至ります。

 

使っているのは霊能力ではなく巧みな話術

特に占いでは、ホットリーディング、コールドリーディングと呼ばれる話術がよくつかわれます。

 

ホットリーディングとは、

依頼者の情報を事前に調べておき、その情報を霊視や占いでわかったことのように告げる手法です。

 

事前の調査としては、探偵を使った身辺調査や、インターネットで個人のブログやSNSをチェックするなどして、情報の収集を行っています。

 

非常に単純な方法ですが、「知らないはず」の情報を霊能職者の口から話されると、その人のことを信じてしまうのです。

 

コールドリーディングとは、

依頼者の外観や会話の仕草から相手の事を言い当てる話術のことを言います。

 

大部分の人間が当てはまることを、断定を避けた曖昧な表現で語り、ちょっとずつ相手の情報を引き出していきます。

 

相手の表情がどう動いたか。

目がどう動いたか。

 

こんな些細な反応を確認しながら会話していきます。

依頼者からすれば、まるで心が読まれているよう。

コールドリーディングが得意だと、簡単に霊能力者のことを信じさせることができるのです。

 

こうした話術の組み合わせで、霊能力をあるように見せかけ、依頼者を盲信させてしまうです。

 

自慢話が多い

商品やサービスの購入するにあたって、やはり自信にあふれた人から買いたいもの。

しかし自信過剰、もとい「それ自慢したいだけじゃないの?」っていう会話が多いようなら注意が必要です。

 

「○○という有名人を救った」

「○○という有名人(著名な霊能力者など)と知り合いである」

 

など、有名人の名前を引き合いに出して、その威光を借りているのです。

 

また、

 

自分の背後霊が○○である、前世は●●だった、という前世の自慢

自分はこれだけ修行してきたという自慢

 

も見受けられます。

こういった霊能力者にも注意が必要です。

 

話している内容や態度がコロコロ変わる

相談・鑑定をしてもらっていても、以前と話していた内容が異なるといったケースです。

 

祟りの内容が違っていたり、祟る霊が違っていたり。

 

また、依頼者からの質問や批判に対して答えず、当たり前の検証についても応じようとしません。

 

「無条件に私の言うことを信じろ!」

 

と怒り出すこともよく見られます。

 

思想・宗教・哲学がごちゃ混ぜ

霊という存在が科学的に実証・解明されていない以上、人によって様々な解釈がなされています。

 

哲学や宗教という古来からのアプローチに加え、最近だとスピリチュアルといった解釈ですね。

悪質な霊能力者には、そうした解釈に一貫性がなく、思想が混在していることがあります。

 

「罰(ばち)が当っている」

→ 仏教に罰という概念はない

「あなたは何十回も生まれ変わっています」

→ 心霊研究の見地からはズレた指摘

「あなたは前世で古代大陸の住人だった」

→ もうどこから突っ込めばいいやら・・・

 

何かの「通信」を受けているらしい

霊能者曰く、

 

神からの通信

天使からの通信

宇宙人・高次元体からの通信

歴史上の人物からの通信

 

などなど・・・

ほぼ間違いなく霊能力者の妄想か作り話です。

 

霊能力者の生活態度・実生活がおかしすぎる

異様に金回りがいい

生活が派手である

有名人との付き合いを求める、強調する

大衆の人気を得るため、ウケのよい発言をする

自分を取り巻くファンクラブを作る

 

密教のお坊さんは力を高めるため、俗世から離れて山にこもり、欲を断ち、己を見つめ、激しい修行の末に超常の力を身につけたと言います。

金を求め、色を求め、地位と名誉を求め・・・

欲と俗世にまみれた人物に、一体どれだけの霊力があるでしょうか。

 

インターネットで検索すると被害報告がヒットする

インターネットで霊能力者の名前を検索してみてください。

すでにブログやSNSといった一般人の書き込みで、複数の被害や苦情が出ているところはかなり危険です。

 

ですから、鑑定に行く前に、その霊能力者の名前や所属団体について検索をかけ、事前に情報を集めておいてください。

 

本物の霊能力者に出会うには

いかがだったでしょうか。

調べてみても感じたことですが、「あやしい」「悪質かも」と思えるような当たり前のことばかりですね。

 

それでも、人は誰かにすがらずにはいられないのでしょうか。

霊能力者や宗教を信じ、はまっていくんですよね・・・

 

「霊能力者はニセモノ!」

「霊能力者はインチキ!」

 

という声が多く見られる中、

 

「本物の霊能力者に出会えました!」

 

とする体験記も幾つか目にしました。

 

どうやって本物の霊能力者に出会えたのかというと、全て人からの紹介。

 

本物の霊能力者の方は、誰かに頼られることの大変さと危うさを知っているからなのか、大体的に宣伝せず、紹介された人にだけアドバイスを行っているようです。

 

正直、テレビやネット検索で上がって来る霊能力者はアヤシイ人がほとんどです。

 

人の出会いは合縁奇縁。

安易に簡易に誰かに縋って解決を人任せにせず、日頃の人の縁を大事にすることが大事ということでしょうか。