ここ数年ですっかりブームとなっている「パワースポット」という言葉。
パワースポットを特集した旅行本が出たり、テレビ番組が組まれたりしています。
ですが語感から、なんとなくパワーがもらえそうな場所という漠然としたイメージはあっても、
「パワースポットってよく耳にするけど・・・
どういう場所のことを言ってるんだろう?」
こんな方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回はパワースポットの定義と、そのお参りについてまとめてみました!不思議な話「不思議な話」の記事一覧です。
パワースポットとは

パワースポットという言葉は和製英語で、
「大地のエネルギーを取り入れる場所」
と紹介されています。
大地にエネルギーが流れているという考え方は古くからありました。
ヨーロッパでいうレイライン
古代インドのナーガ
中国の龍脈
日本だとナメラスジという言葉がその考え方に該当します。
また、兵庫県六甲山にあったとされる古代文明・カタカムナ文明に、
「イヤシロチ」「ケガレチ」という言葉があります。
イヤシロチとは神聖・清浄な場所のことで、植物が大きく元気に育つポイントだとされてきました。
ケガレチはその逆の言葉で、草木が枯れてしまうような、元気が吸い取られるポイントのことを示します。
パワースポットとは、こうしたエネルギーが噴き出す場所、集まるポイントのことを言います。
パワースポットの種類

パワースポットは以下のように大きく6種類に分けられます。
パワースポットの種類
●神社・仏閣
●霊山(かつて山岳信仰の対象となった山)
●地中からの物質が噴き出ているところ(※1)
●電磁場のあるところ
●滝や森林
●龍穴(※2)の上にある建物
※2 龍穴とは、風水の考えで「大地の気が噴き出ているポイント」のこと
パワースポットの中には、上記に挙げた種類の混合であることも多くあります。
エネルギーが噴き出す龍穴上に神社・仏閣が建築されたといったパターンです。
パワースポットを訪れる時の注意点
パワースポットはエネルギーに満ちた場所であるため、時としてエネルギーが悪い方向に作用することがあります。たとえパワースポットと呼ばれている場所でも、もし嫌な気持ちや、不快な感じがする場合は速やかに離れましょう。
ああなりたいこうなりたい、運気を上げたい…
ご利益目当てに、いろんな想いが胸のうちで渦巻いているかもしれません。
ですがパワースポットを訪れる時の心構えとして、素晴らしい場所に巡り合えた事に感謝し、心を無にすることが望ましいとされています。
エネルギーとは波長です。
その場所のエネルギーに波長を合わせ、必要なパワーや運を授かりましょう。
また、神社・仏閣を訪れる際には必ず作法に則ったお参りをしてください。
パワースポットのブームで目当ての大木や石ばかりを写真におさめ、本殿は素通りという観光客に、苦言を呈する関係者も少なくありません。
神社・仏閣は信仰の場であり、その土地にも神様がいらっしゃいます。
決して礼を失せぬよう心がけましょう。
神社のお参りの作法について知りたい方はこちら(「知っておきたい!神社参拝の作法」)